ヒイロ 公王陛下に会う
調子に乗って書いていたら1章をどこで切るか忘れていたのでここから2章です。
エミルの夏休みも無事に終わった、まさか成長した姪がこの世界に転生していたとは思わなかったな
「クリス、公国に行くから準備して」
「分かりました。ドレスの方がいいでしょうか」
「可愛くて綺麗なクリスをみんなに見せよう」
「もう、ヒイロ様ったら~」
クリスは着替えに行った
「ヒイロさん、私たちも行きたいです。」
「アリア、アヤメ、ごめんな 今回はクリスの相手ということだからね」
最近はアヤメも甘えて来るようになった、綺麗な奥さんは甘やかしたい、アリアも最近はよく膝枕をしてくれる 下から見るとアリアさん、立派な物をお持ちで
「ヒイロ様、行きましょう」
クリスは黒いドレスを着てきた、露出度が多いけど着こなせているから凄いな 生前はファッションとか気にしたことないからな
事前にレディからエレジア公国の映像を見せてもらっているから転移は可能だ。
「アリア、アヤメ、行ってくるよ」
「ヒイロ様をお借りしますね」
「いってらしゃい」
「主君、クリス、ご武運を」
転移魔法でエレジア公国の公都の近くに転移した。公王だよな、公子、公女だよな呼び方って モナコ公国とかそんな感じだし
クリスは顔パスで入れるのだが俺は複数の騎士たちに詰め寄られる
「その方は私の夫です。通しなさい」
「は」
俺は解放された、目が怖いんだけど
「ヒイロ様、参りましょう」
クリスは俺の腕にしっかり抱きつきながら城に向かって歩く、街中の人たちには見られている。驚きの声も
「あの剣姫様に春が」
「剣姫様、お幸せに」
その他もろもろ、クリスは民に慕われているお姫様ってことは分かった。
「ヒイロ様、着きましたわ」
「そうだね、行こうか」
クリスには兄が1人、姉が3人、妹が1人いる、スティン公女は知っているが残りは知らないな 兄が次期公王になるらしい
城に入り、さっそく謁見の間に通される
「父上、結婚しました。ヒイロ様は私よりも強い殿方です。」
「クリスティーナ、おめでとう 幸せにな」
普通の親子の会話なのか?
「申し遅れました。サンディア王国名誉騎士伯のヒイロと申します。平民からの成り上がりですので家名はありません」
「エミル女王陛下から話は聞いている。公王陛下でもお義父さんでも好きに呼んでくれて構わないから、ヒイロくん、他に2人も妻がいるようだが」
「父上、アリアさんともアヤメさんとも仲良くしております。ヒイロ様は妻に優列を付けることはなく平等に愛してくれます。」
「そうなのか、クリスティーナが言うなら本当のことなんだろう」
「公王陛下、今日はお話があって参りました。」
「話を聞こう」
「1ヶ月以内に大規模なスタンピードが発生し公国が滅びます。このことはヒノモトの巫女様の未来視で確認しています。」
「な」
「ですが、巫女様によれば私がその場に参加していなかった未来です。私たちがスタンピードに参加すれば未来がまた変わります。」
「そうなのか」
「父上、ヒイロ様は奴隷の方々をお救いお仕事を与えていたり、故郷に帰したりしている方なのです。ヒイロ様の住んでいる領地には他種族が仲良く暮らしているまさに理想の地となっています。」
「ヒイロ殿はどうしてそのようなことを」
「全ては最初の妻、アリアとの出会いから始まります。彼女はエルフで奴隷でした。」
アリアとの出会いから奴隷を解放する。ことを話、帝国を潰す予定まで話した。
「ヒイロ殿、公国も君に力を貸そう」
「ありがとうございます。ではヴェント商店の2号店を公国に出店したいと思います。」
「それは構わない、エミル女王からも品揃えが豊富で王国貴族からの人気が高いと話を聞くからな」
いい姪を持ったなおじさんは嬉しいぞ
「それとスタンピードに参加しますので終わりしだい宝物庫にある鍵を貰いたいのですが」
「鍵・・・・確かにそのような物があったな クリスティーナの結婚祝いに上げてもいいぞ」
え、マジでいいの?お義父さん最高です。
「ありがとうございます。」
こうして3隻目の鍵を手に入れた。持つべきものは美人の妻と優しいお義父さんかな
ヴェント商店2号店の店舗は王国と同じような物件がいいため、説明をした。1週間後、また来ることになり、今度は残りの妻たちも連れてきていいと言われた
「クリス、取りにいく物はある?」
「え~っと、ありますわ、私の部屋に行きましょう」
クリスに手を引かれてクリスの部屋に行く、中に入ると殺風景な部屋だ 鎧と剣が置いてあるのは剣姫と呼ばれているだけなことがある
クリスが取りに来た物は・・・・
「ありました。勝負下着です。」
黒い紐だ、スタイルがいいからどんな下着も似合うと思う。鎧や剣はレディ産を使うし、あっちの方が耐久性が高いからな
「ヒイロ様、今夜もよろしくお願いしますね」
「誰が先に妊娠するか分からないけど、頑張るよ」
転移魔法を使い島へ帰還、ミナモとヨシロウに2号店の話をしに屋敷の転移門から王国の屋敷に移動しヴェント商店へ向かった。
「大盛況だな」
「オーナー、手伝ってもらっていい」
「分かった」
俺が店の中に入ると、黄色い声援が なんだろ、生前は悲鳴しか聞いたことなかったな 泣きそう
お客さんのほとんどが貴族の令嬢でたまにお使いで平民の子も買い物に来る。
店の方針として買い占めはさせない、平民でも買える価格設定、たとえ王族や貴族でも平民や他種族を虐げたり、馬鹿にするやつは出禁 今はまだ破るやつはいないけどね
客足のピークが終わり、ようやく話が出来る状態になる
「エレジア公国に2号店を出す。2人の意見を聞きたい」
「私はいいと思う、店員も増えているからね」
「僕もいいと思うよ、護衛の人たちも2人で十分だからね」
「オーナー、いつ出店するの?」
「来週には店舗をもらえて、改装しないといけないからね 1号店はミナモに任せるからヨシロウが2号店の店長になるけど」
「私は賛成、こっちには顔見知りのお客さんが多いから」
「ヒイロさん、頑張ります。」
「分かった、後は店員を人数をどうするかは2人で決めて欲しい 俺が出来るのは店舗を増やすためのコネを増やすくらいだからな」
2号店のことは2人に任せた




