ヒイロ 高価な買い物をする
4日目
今日は別行動、買う物も決めているため換金の方もしている。
「宝石店か」
「結婚といえば指輪だろ」
「そうなのでござるか」
カザマは江戸時代の転生者だから近代のあれこれを知らなかったりする 俺は前の転生で経験済み ストージの方は謎に手馴れている
「キャプテンは指輪以外も買えよ」
「そうでござる」
「お前らにイヤリングでも買ってやろうか」
「ちげーよ、リエッタ嬢、セルフィ嬢、マオ嬢、ハクレン嬢、ジュリエット嬢、辺りにネックレスくらい渡しとけよ」
「ちょっと多くね?」
「なんだかんだ、キャプテンが世話になっているだろ」
確かに言われてみれば、お世話になったような気がする
「あとはデザインはバラバラの方がいいな、一緒だと安物とか言われるぞ」
考えていたことが先に潰された
「俺はこれにするでござる」
カザマが選んだ指輪はルクシア姫に合うような赤い宝石の付いた指輪を選んだ 本人は直感で選んだらしい
「俺はこれだな」
ストージは黒い宝石が付いた指輪を選んだ、お互いメカニックだから汚れても目立たないが理由らしい 贈り物であり、普段使いしないと思うのは俺だけだろうか?
「アリスにはこれで、リエッタにはこれだな」
俺が選んだのはカザマが選んだのとは違う赤い宝石の付いた指輪でアリスにピッタリだろう、もう1つは緑の宝石が付いた指輪でエルフのリエッタにはピッタリだろう 森人と言うのはもう古いらしい
「ヒイロ殿、買い物は終わってないでござるよ」
「分かっているよ」
マオとハクレンには色違いの腕輪、まだ成人してないからネックレスよりこっちの方がいいだろう
セルフィにはイヤリング、着けても落ちにくいやつ
リエッタとジュリエットにはネックレスだ、デザインもまったく別の物を選んだ
「キャプテン、やれば出来るな」
「ストージが手馴れているだけだろ」
高い買い物をしてから昼食、昼食後、冒険者ギルドへ行ってみた。
「どこのギルドも変わらないな」
「そうでござるな」
「俺は初めてなんだが」
依頼を見ると薬草採取からダンジョンの魔物の素材など多種多様に依頼があった
絡まれることなく、冒険者ギルドを後にして宿に帰った
女性陣の方はジュリエットの親友も呼んでわいわいしているようだ
「ヒイロ殿、肩身が狭いでござる」
「言うなカザマ、いつの時代も女性の方が強いんだよ」
「キャプテンは尻に敷かれるタイプだもんな」




