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転生者ヒイロのゆるゆる大冒険  作者: 絶侶
宇宙を駆ける
237/269

エミリー あの男について調べる

ブルースフィアでは


エミリーは仲間の1人の部屋へ訪れていた。


「トゥー、あなたの目であの男のことはわかったの?」

「はぁ~、エミリー、この目を使うのは疲れるの それにお姉ちゃんを獲られたくらいで」

「あの男がアリスお姉様に相応しいか調べたかったのよ」

「私の能力よりリエッタお姉様に聞けばいいのでは?」

「リエッタお姉様はあの男の話をすればもう英雄や勇者みたいなことしか話さないのよ」


トゥーはサードアイと呼ばれる額にある第3の目でその人物の過去(頑張って半年くらい)を見ることが出来る 三目族と呼ばれる少女で歳はエミリーと同じ、普段はバンダナで額の目を隠している


「ヒイロさんとアリスさんは大人の関係よ もう夫婦みたいな感じね」

「ぐぬぬぬぬ」


トゥーの話を聞きながらエミリーは歯を食いしばって聞いている。そのうち血の涙も出そうな勢いだ


「エルトラン星を救った話は本当で元凶の悪魔を倒しているわ 生身で」

「はぁ」

「ディアベルのレースで好成績」

「マジ?」

「ユノモトでアリスさんと戦って勝っているね そこで惚れちゃたんだ 女王様公認になってる」

「あのクソババアが認めたとか」

「エミリー、母親にババアとか言ったらダメだよ」


ありえない、リエッタお姉様が言っていたことが全て本当だったなんて


「決闘よ、決闘で決めてやるわ」

「エミリー、機体壊れたままだよ」

「うーーーーーー」


エミリーの機体はアリスにボコボコに叩きのめされ修復不可、新しい機体を買うにもブルースフィアの財政では買えない、Kシリーズはヒイロが金を出すとリエッタお姉様が言っていたのと優勝賞金に目が眩んだせいだ


「ヒイロさんに交渉してみれば?」

「嫌だ、あの男に頭を下げたくない」


普段はアリスが慕っている相手だから兄上と呼んでいるがエミリーは男が嫌いだ、とくに今はヒイロが1番嫌い 水着姿を見られたことも腹立たしいくらいに


そしてエミリーが知らない所でリエッタはヒイロが英雄という話をブルースフィア内で広めており、ヒイロ信者が現れるのも時間の問題だった



「ヘクッシュン」

「どうしたの?ヒイーくん」

「ヒイロ、風邪?」

「誰かに噂されてるような」


ヒイロは自分の部屋でアリス、フェリアとピロートーク中


「風邪をひかないように温めないとね」

「看病はしてあげるから」


結局、ヒイロは風邪をひくことはなかった。








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