ヒイロ アリスの歓迎会をする
ベルファストに帰還した俺たちはまず、部屋に戻り眠った。ベルに俺だけ昼過ぎくらいに起こすように言っておいた。
昼過ぎ、突然身体がピクッと反応し痛さで目が覚めた。
「ベル、電気ショックか?」
「はい、アラーム音では船長は起きるか微妙ですから」
「変わったことは?」
「フェリアさんたちは先程戻られました。今は食堂で飾り付けをしていますが」
「ベルに言い忘れていた。この国の第2王女が仲間になった。」
「船長、事後報告では困ります。」
「眠たかったから仕方ないだろう」
「いい年して深夜テンションで温泉探ししていたからでしょ」
「いい出会いに恵まれたからいいだろ」
ついでに言い忘れていたことを報告
「GシリーズとKシリーズがそれぞれ1機増えます。」
「船長、先に言え、バカ」
ベルに説教された。
説教の後、着替えて食堂へ行くとアリスの歓迎会をするための飾りつけをリエッタとセルフィがやっており、マオとムイミが料理を作っており、ファリアとハクレンは補助をしていた。
「おはよう」
「御主人様、おはよう」
「お兄様、おはようございます。」
「ヒイロ、おはよう」
マオが1番早く反応、次にハクレン、フェリアと続く
「おはようございます。旦那様」
「ムイミもおはよう」
ムイミボイスは萌えの集合体だ
「えっ・・・・と、ヒイロさ・・ん、おはようございます。」
「おはよう、セルフィ、今日も綺麗だね」
セルフィの髪は本当に綺麗なんだけど、セルフィは鼻血をだして倒れた。
「セルフィは私が面倒を見ますので」
リエッタは作業を中断しセルフィを担げないから引きずって食堂を出て行った
「ヒイロ、リエッタが今、すっごく嫉妬しているから後で甘やかしてあげて」
「おいおい、フェリアさん、冗談がきついぜ」
「後ろから抱きつくくらいじゃダメかも」
フェリアさん、心読みました?
「ヒイロが考えていることぐらいわかるけど」
「フェリアの前ではバカできないな」
「さっさとリエッタの機嫌を直して来て、アリスが到着する前までにね」
食堂を出て、医務室へ行くとリエッタとベッドで気を失っているセルフィがいた
「ヒイロ様、私は」
「様呼びをやめて欲しいと言った時辺りからだよな」
「はい」
「セルフィがさん付けで呼んで嫉妬したんだよな」
「はい」
「リエッタは俺の奴隷で死ぬまで一緒にいてくれるだろ」
「はい、奴隷ではなくなってもヒイロ様の奴隷です。」
「リエッタはリエッタのままでいてくれたら嬉しいよ」
リエッタを抱きしめているとベッドで目を覚ましたセルフィと目が合い、事情を察してくれた
「もう、大丈夫だな」
「はい、ご迷惑をおかけしましたわ。」
「俺はアリスを出迎えてくるから」
「了解いたしましたわ」
ベルファストから出ると空から輸送機が飛んできており、ベルファストの隣りに着陸した。
「ヒイーくん」
「アリス、長旅ご苦労様」
「早く、会いたかったから飛ばしてきたよ」
「機体の搬入してから艦内の案内をするよ」
「うん、ありがとう」
Kシリーズの神龍とGシリーズのジャスティスⅡカラーリングは白をベルファスト内に運び、アリスの荷物を持って艦内へ案内した。
「ヒイーくん、フリーダムⅡで私がジャスティスⅡだから運命を感じるね」
コンビで連携出来るように開発されたため兄弟機みたいなもんだ
基本のジャスティスⅡは武装はビームサーベル2本、ビームライフル1丁、背中に付いているリフター、ビーム砲が2門あり、乗り物として活用できる ビームブーメラン2本、両足にビームエッジが付いている
フリーダムとは違い格闘ベースの機体になる
「海賊殲滅デート楽しみにしていますね」
「名のある海賊を潰してきたから海賊に出会えるか微妙だけどね」
アリスの部屋へ案内した。
「ここがアリスの部屋な」
「ヒイーくんとは別の部屋なんだ、ママが恋しかったら来てね」
「うん」
返事してしまった。上目遣いで言われたら反応してしまった。
「アリスが着ていたハイレグは?」
「あれは私用のパイロットスーツ」
「人前であれはちょっと刺激が強いから心配なんだけど」
「こう見えて、槍が得意なの」
「訓練施設もあるからセルフィ、マオ辺りと模擬戦したらいいよ」
艦内の案内は食堂だけになった
食堂に入ると全員でアリスが仲間に加わったことを祝福した。
「ヒイロ殿、傭兵ギルドからの通知は見たでござるか?」
「見てないぞ」
「海賊が徒党を組んで海賊連合を作り、傭兵狩りを始めたらしいでござる」
厄介ごとに巻き込まれそう




