ヒイロ 大陸横断レースに出る
3日後、アネハイム社からKシリーズ3機、Gシリーズ1機が搬送された。
ストージは2日前に引っ越しを終えており、今はワゴンやキャンピングカーのメンテなどをしている
「ヒイロ、こんなのあるけど」
フェリアから手渡された紙にはディアベル星で大陸横断レースがあり、1チーム3名まで出場可能でサポートに1名だけ同乗可能らしい
「レースか、で2輪以上のマシンのみ 変形可能なマシンや人型は禁止ね」
「面白そうでしょ」
「フェリアは運転できないだろ」
「リエッタが出たら同乗するけど」
フェリアさん、それ命がいくらあっても死ぬぞ
「まずはレース用のマシンを用意しないとな」
「ヒイロ、頑張ってね」
ていうことでブリッジでブリーフィング
「ディアベル星で大陸横断レースに出場しようと思う」
レースの詳細な説明をした。
「まずはマシンの調達からですわね」
「ちょっと、リエッタ殿?」
「守銭奴のリエッタが」
「失礼ですわよ、出るなら勝ちを狙いますわ、それに10着まで賞金が出るみたいですわ」
結局、世の中金だよ金
「俺は全マシンのメカニックをすればいいんだな」
「ストージには負担をかけるな、ムイミも使っていいぞ、高性能すぎるアンドロイドだし」
「アネハイム社での仕事と比べれば楽しいからいいさ、ムイミの凄さは俺で理解できる 魔改造過ぎる」
次に誰が出場するかだが
「俺は遠慮するでござる」
「私は出ますわ、同乗者は考えますわね」
レース中は車内で寝泊まり、食料もマシンに詰め込まないといけない それにコースの方は毎回違うらしく去年は初っ端に砂漠地帯でほとんどが全滅したらしい
「俺も出るか、あと1人出れるぞ」
「御主人様、出てもいい?」
年齢制限はないため、マオでも出ることは可能だ
「いいぞ」
「御主人様、同乗者はハクレンにする」
リエッタの同乗者はフェリアになり、俺の同乗者はセルフィが立候補したため、リエッタが抜け駆けといい、喧嘩が始まりそうになるため、俺の同乗者はフェリアになり、リエッタの同乗者はセルフィになった。
ちなみにヴァニラはペット扱いのため、同乗できる
「それぞれ、マシンを選ぶか 予算は3000万までで」
リエッタとセルフィは相談しながら選んでおり、マオとハクレンはストージの意見を聞きながら選んでいる
「ヒイロ、今ある乗り物はダメなの?」
「どれもレース用じゃないからな、レースって普通は速度重視なんだけど今回のは何日間も走るから持久力重視の方がいいんだ」
「へぇ〜〜」
「それに妨害も良いらしいから」
「私のお仕事ね」
「そういうこと」
こういうレースってお約束的な世紀末な人たちや馬鹿デカいトラック野郎とかはいるよな
マシンの方は宇宙通販で購入、当日まで秘密で、改造はストージ立ち会いで個別に行なうことを徹底した。
マシンが届いてから2日後、ディアベル星に着陸した。
ディア、ベル=鹿、鈴 鈴鹿サーキット




