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転生者ヒイロのゆるゆる大冒険  作者: 絶侶
1章 チート過ぎる島
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ヒイロ 名誉騎士伯になる

村に襲撃予定だった騎士団を襲撃してから4日が経った、帝国の方は俺の死体投げ入れのせいで大混乱が生じており、時間稼ぎにもなっている。


「マスターの嫌がらせが上手くいっていますね」

「レディ、今度でいいから帝国の城と内部を見せてくれ」

「本格的に脅すのですね」

「そうだね」


俺は今回は1人で転移魔法を使い、サンディア王国へ行くそろそろ権利書がもらえるだろう エミル王女、今は女王かエミル女王に手土産で米を1俵を持っていく、ヒノモトでもらったものなのだが レディが品種改良したおかげで2ヶ月で収穫出来るようになったことも大きい、稲刈り用の魔道具のおかげでもある。

まずはメスティア侯爵の屋敷へ行く、屋敷の中へ案内された。


「ヒイロ様、お久しぶりですね」


イリスと隣には金髪のイケメンがいる


「お久しぶりです。お隣の方は婚約者の人ですか」

「そうですわ、カイル様といいます。」


睨まれているが俺がお前に何をしたんだ


「イリス、庶民と話していると病気になるぞ」

「カイル様、今はヒイロ様の奥方様がいませんが聞いていたら死んでいますよ、ヒイロ様はレオニス王子が率いる騎士団とレオニス王子を1人でボコボコにした張本人ですし」

「これで失礼する。」


顔を青くしたカイル様は屋敷から出ていった。


「悪い人ではないのですよ、貴族意識が高いお人なので」

「あんなのにいちいち怒っていたら、王国は滅んでいますよ」

「それではお父様の書斎まで案内しますわ」


書斎に着く間にカイル様の情報を聞いた。どこぞの伯爵家の次男で婿養子に来る予定らしい、階級差があるが珍しい話らしい、男の子が産まれなかったことと養子を断り続けた結果らしいが


「ヒイロ様、今度はアリアさんとアヤメさんと一緒に来てくださいね」

「彼女たちにも言っておきますよ」


書斎に招かれた


「やあ、ヒイロくん」

「おはようございます。メスティア侯爵」

「さっそくだけど、これが商店の土地の権利書だよ」


受け取ってから目を通した。商店というよりお店だな、居住区も兼ねている。中に入ればお忍びで買いに来れるからか


「それとヒイロくんには名誉騎士伯になるのだけど」

「貴族の仲間入りですか 王国での活動が楽になるなら受け取りますよ」

「後はこれとこれだね」


領地と屋敷について書かれている


「領地と屋敷は入りませんよ、俺には今暮らしている島がありますし住む家も持っていますよ」

「領地は拒否できるよ、屋敷の方は拒否できないと思うよ」

「屋敷をもらっても管理できませんよ、しばらくは店の方で忙しいと思いますし」

「女王陛下がね、女子会を開くためだとか言っていたんだよ 女子会ってなんだい」

「女子会は女性同士が集まって食事や話し合いをしたり、お泊りする。貴族のサロンみたいな感じですね」

「なるほど、男子禁制か」


ラブホで女子会はよく聞くよな、ゲーム関連のオフ会もラブホでやるって聞いたことがあるぞ 女子会の時だけララとルルを派遣するか むしろ休暇してほしい


「エミル女王様は城にいますか?」

「ヒイロくん、屋敷の方に行ったらわかるよ」


メスティア侯爵と俺はもらう予定の屋敷へ馬車で行くことになった。


「カイル様に会いましたよ、侮辱されましたが」

「彼に会ったんだ、よく手を出さなかったね」


この人、俺をグラップラーと勘違いしていないか?


「イリス嬢がいる手前何もしませんでしたよ、手を出したら瞬殺ですけど」

「もう少し早く君と出会っていれば、家督を君に渡すのだが」

「彼に家督を譲れば侯爵家は破滅するので長生きするかイリス嬢に新しい人を見つけてもらうかですね」

「彼の家は少し怪しい噂が合ってね」


これまた巻き込まれるやつじゃん


「身辺調査をしろと遠回しに言ってますか」

「話が早くて助かるよ、彼の家は裏で帝国とつながっているという話があるんだよ」

「報酬は多めにもらいますよ、女王様に言っておくよ」


もらえる屋敷に着いた、メスティア侯爵の屋敷と同じくらいの大きさか ちなみに隣にある家はもらえるお店らしい 隣に屋敷があるのに居住スペースいらなくね この世界の住人は少し感性が違うのか


「屋敷に入ろうか」

「俺の屋敷ですよね、侯爵」


メスティア侯爵がドアを開けるとエミル女王がいた。


「やっと来たわね、アリアちゃんとアヤメちゃんはどこ?」

「今日は俺1人」


屋敷の中を女王に一通り案内された。


「お風呂もあるし、大部屋もあるし女子会をするならもってこいの場所でしょ」

「管理はどうするんだ」


目が泳いでやがる、何も考えてないな


「俺の屋敷なら温泉あるけど」

「はぁ、今すぐ連れて行きなさい」

「嫌だ」


メスティア侯爵と合流した。


「メスティア侯爵はエミル女王の派閥のトップですよね」

「中立の立場で逃げてきたのだけどね、こればかりは仕方ないよ」

「ヒイロ、名誉騎士伯の証よ 胸元に付けておきなさい」


名誉騎士伯証をもらったのだが、王国内でしか使えないし、立場を利用したくないからな


「パーティーとか参加しないぞ」

「アリアちゃんとアヤメちゃんを貸してよ」

「悪い虫が付くだろ、カイルのようなやつが現れて傷つくのは彼女たちだぞ」

「ヒイロくん、根に持っていたんだ」

「カイル、あ~あそんなやついたわね、あの家の領地内で最近、帝国の奴隷商がよく来ている話を聞くわ」


完全に帝国よりじゃねーか


「あの男とイリスの結婚は私が認めないわ、潰すつもりだったし、ヒイロ トリメス伯爵領地を徹底的に調べて帝国の関与を発見次第叩き潰しなさい」

「報酬は?」

「宝物庫から3個くらい持っていっていいわ」

「交渉成立」


引き受けてしまった。


「エミル女王陛下はいつ結婚するんだ?」

「私好みのイケメンがいないのよね、私のあとは弟の子供に任せるわ」


権利書を受け取り、俺は島へ帰った。


 








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