ヒイロ クズ王子に絡まれる
セルフィの案内て王都に到着した。
ワゴンで王都内に入ろうとしたが門番に止められ身分の確認とワゴンは城壁の外に駐車することになった。
「歩きましょう」
「外套を着た方がいいな」
外套を着て王都内に入り、城へ向かう
「この国の王はどういう人物なんだ?」
「現国王はロマノフ4世、賢王と名高いですね」
「この国の未来は明るいな」
「そんなことはありませんよ、問題児がいるので」
だいたいの予想は出来ている。王子がアホかクズなんだろうな
「王子だな」
「はい、王子が2人いまして片方は女好きで人妻でもお構いなしという感じで」
「セルフィも苦手なんだな」
「はい、シュヴァリエ家の取り潰しもその王子のせいです。」
あ〜〜やっぱり
「もう1人の方は?」
「王子の立場を利用して好き勝手やってますね」
「話しが終わったらさっさと別の場所か別の星に行くかだな」
「違う星ですか」
「住んでいる人が違ったり、食物が違ったり楽しいぞ」
「それはとても楽しみです。」
話していたらいつの間にか城の門まで着いた。
「国王陛下との会食で来ました。ヒイロ様、剣を」
セルフィに言われ鞘から封射剣サジタリウスを脱いて地面に突き刺す
この国の誰もが知っている伝説の剣だ、誰も見間違いはしない
「どうぞ、お通りください」
門の中に入ることができ、城内に入るとメイドさんに案内される。
しばらく歩いていると廊下の向こう側からとても肥った衣装が金ピカして眩しい男が歩いていくる
「ヒイロ様、あれが噂の王子です。」
「無視で行こう」
メイドは会釈、俺とセルフィは無視してすれ違ったのだが
「おい、メイド 誰の権限で城内に庶民が歩いているのだ」
「こちらの方々は国王陛下のお客様です。」
「はぁ、パパこんな貧乏くさいやつらと話す分けないだろ そっちの女、顔をよく見せろ 僕の側室か愛人にしてやろう」
俺はちょっとイラッとしたが、セルフィは外套を取った
「お前はセルフィーネ、僕に抱かれにきたのか」
「気持ち悪い、お前のような豚の相手なんて誰がするか」
「ぼ、僕が気持ち悪いだと」
豚はセルフィに襲いかかろうとするが、コスモエナジーで強化した腕を伸ばして豚と腕が接触 豚は勝手にぶっ飛んだ
「ヒイロ様、殺していませんよね」
「虫の息だろ、腕に当たったのはあっちで勝手に吹き飛んだのもあっち、俺に責任はないだろ」
メイドの案内で廊下を歩き、メイドとセルフィは廊下で倒れている豚を避けながら歩くが俺はそのまま踏んで行き、謁見の間に着いた。
「私の案内はここまでです。」
「案内、ありがとう」
謁見の間の扉が開き、中へ入るとすでに国王は偉そうな椅子に座っているが俺たちは膝を付かない だいたい客として呼ばれているのに自国民みたいな扱いをすんなよ
「陛下の御前であるぞ、頭を下げろ」
「よいよい、客として呼んだ者に家臣と同じようなことを強要はしない」
「噂通りの賢王だな、息子はクズだが」
先程からキレてるのは宰相だろう、頭の血管切れるぞ
「これに用があるんだろ」
鞘から封射剣サジタリウスを脱いて下に突き刺す ちゃんと突き刺さり、切れ味はまずまずだな
「お、おお」
「どうやら本物のようですな陛下」
国王陛下と宰相は封射剣を触って見ていると謁見の間の扉が開いた。
「親父、封射剣があるんだな」
モヒカンの男が入って来た、服装とかどこからどう見ても一子相伝のあの暗殺拳で秘孔を疲れて死ぬザコにしか見えないがもう1人の王子なんだろう
「モヒ、客人の前だ控えろ」
「知るか、それだなナントカって剣は」
モヒと呼ばれたモヒカンは突き刺さった封射剣の柄を握り引き抜くのだったが
「引き抜けねぇ」
だろうな、所有者にしか扱えないからな
「その剣はここに居られるヒイロ様にしか扱えないのです。」
「お前はシュヴァリエ家の娘か、落ち目の貴族がこんな所にいる」
「私がヒイロ様の従者だからだ」
モヒは封射剣の柄から手を離し、背中に背負った棍棒を俺、目掛けて振りおろした。
「させません」
セルフィはいつの間にか俺の前に立ち、モヒの棍棒を持った右手を斬り落とした。
「お、俺の手が」
「うるさいですよ」
セルフィはモヒの首に剣を当てている
その後は色々あり、俺たちはさっさと城を逃げるように出ていった。
城を出る時はメイドさんたちに感謝された。あの王子たち嫌われていたんだな
「結局、何も食べれなかったな」
「それでは私のオススメの食事処があるのでそこに行きましょう」
セルフィに腕を引かれた
リエッタさんには悪いですがヒイロ様を一人占めできます。




