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転生者ヒイロのゆるゆる大冒険  作者: 絶侶
1章 チート過ぎる島
15/269

ヒイロ メスティア侯爵と再会する

副反応治まりました

今日は俺とアリア、アヤメでサンディア王国の王都に来ていた。商人が増えたし、島の野菜も豊富だから少し売りに出しても問題ないからだ。

メスティア侯爵に話を通してもらえれば何とかなるだろう甘い考えなんだが


「2回目ですね、ヒイロさん」


今回は直接王都に来たため、アリアの服装はシンプルな白いワイシャツと赤い膝丈のスカートで外套を付けている。


「ヒノモトの街とは違いますね」


隣にはアヤメがいる。いつもの忍び装束ではなく、アリアの色違いのコーディネートだ アリアより胸が大きいため、ワイシャツのボタンはいつはち切れて飛んでしまうのか


「とりあえず、いい場所があるか見て回ろうか」


街を見て回るが4段構造だ最上段が王城で裕福な家が城の近くに密集しいる3段目だな 商店や宿やが多いのが2段目、最後の1段目に普通の家が並んでいるが見えなく、隠している所はスラム街だ。この国の王は何を考えているのだろう、私腹を肥やした愚王なら滅べばいい


「この都、少し変ですね」

「アヤメも気づいたか」

「はい、ヒノモトと比べて人々に活気がないです。」

「前に来た時は活気があったのですが」


俺たちの前に1台の馬車が止まった。


「ヒイロくん、いい所に早く乗りたまえ」


馬車の主はメスティア侯爵、オルド・メスティアだ 俺たちは言われるがまま馬車に飛び乗った。


「ヒイロくん、久しぶりだね、それにアリアさんもそちらのお嬢さんは始めましてだね」

「アヤメと申します。ヒイロさんの妻の1人です。」

「ヒイロくんは幸せ者だね」


とりあえず今の状況を聞こうかな


「メスティア侯爵、王都では何が起きているのですか?街の活気の無さを見れば誰でも分かりますよ」

「今、王城では第一王子と第二王子の王位継承争いで内紛状態なんだ、メスティア侯爵家は中立の立場を取り続けているが」

「その発端はなんですか?」

「君だよ、君の考えを提言したんだ、国王陛下は第一王子と第二王子に全てを任せたのだが、意見が分かれてしまい、今では顔を合わせるだけで殺し合いを始めてしまうんだよ しまいには考えた人物を呼び出せと、君は王都にいないし困り果てていた所にヒイロくんがいたんだ」


まさか俺のせいだとは、誰が悪いんだ、俺か?俺は面倒事に巻き込まれている気がするけど


「イリスさんの方はどうですか婚約者の方と」

「君とアリアさんのおかげで良い感じだよ、来月には結婚式をするはずなんだけど」

「王子の件を終わらせないと結婚式が出来ないのですね」

「話が早くて助かるよ、お嬢さんたちを屋敷で預かるから王城に行こうか」

「私たちはヒイロさんと一緒にいるので、それにヒイロさんが助けてくれますから」

「私も体術には自身がありますので」

「メスティア侯爵、このまま王城に行きましょう。侯爵の屋敷に彼女たちを預けて俺に対する人質にされるのは嫌ですから、彼女たちなら屋敷を吹き飛ばして出てきますが」

「屋敷を吹き飛ばされるのは困るが、王城に行こうか」


馬車は王城に向かって走っている。


「メスティア侯爵、現国王と王子たちのことを教えて下さい」

「国王陛下はとても優柔不断な性格でね、大体人任せにするんだ。そんなとばっちりを受けた人物は多いよ私を含めて」

「よく国が運営出来てますね」

「上が駄目でも部下が優秀なんだよ」


人物も優秀って言っているよな


「第一王子はレオニス王子と言ってね、18歳で簡単に説明すると武闘派だね 考える事が苦手でね、派閥の貴族も逃げようとするとレオニス王子お抱えの騎士団が逃げれないように包囲するんだよ 脅しだよね」


脳筋馬鹿か


「第二王子はログルス王子と言ってね、16歳でこっちも簡単に説明すると頭で考えるだけ考えて答えを出せない人なんだよ、文字にして残しておいてもらえるとこちらも助かるのにね」


まだマシか


「メスティア侯爵、まともな王家の人間はいないのですか?」

「第一王女のエミル様かな、文武両道でなんでも出来るイリスのお友達なんだけどね この国は男が強い国だから王女だからってすぐに舐められるんだよ」


よくある男社会か、どう考えてもエミル王女以外だとこの先この国に未来がないな


「エミル王女を支持しますね」

「そうですね、第一王子と第二王子ではこの国は滅びますね」


2人とも俺と同じ答えのようだ


「メスティア侯爵、エミル王女に会わせてもらえますか? 第一王子、第二王子では話にならないので」

「第一王子か第二王子って言ったよね」

「国が滅びてもいいのならどうぞご自由に、存続させたいのならエミル王女じゃないと無理ですよ 今いる優秀な文官もじきに世代交代しますよね」

「はっ」


どうやら、俺が言ったことに気づいたようだ


「ヒイロくんたちの言うとおりだ、この国も変わらないいけないのかもしれないね」


馬車は王城に付き、多少検問が合ったがようだが侯爵パワーのおかげでスルー出来た

侯爵を先頭に俺たちはエミル王女のいる部屋に向かった。


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