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転生者ヒイロのゆるゆる大冒険  作者: 絶侶
4章 魔の学生生活 学生編
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ヒイロ デート週間 イリス編

はい、休日です。やった~~~学院行かなくていい でも寝て過ごせれない


「ヒイロ様、どうかされました?」


目覚めるとイリスがすでに着替えて待っていた、貴族の令嬢のような服を着ている。イリスは侯爵家の長女だったな、先生をしているから忘れかけていたわ


「今日もイリスは綺麗だなって」

「え、はい、ありがとうございます。それで今日はサンディア王国の王都に行きたいので」

「そうだね、お義父さんに挨拶もしないと」

「いつも通りの方がお父様にも良いと思いますが」


さっそく、着替えてから朝食、サンディア王国の屋敷へ転移門を経由して転移する。


「この屋敷、使わないよね」

「転移の行き帰り、だけですね」

「ドラゴンに踏まれても潰れないくらいに改良しているけど、ライオネルかアボスに貸すくらいか」

「お二人ともすぐに帰ってしまいますので、エミルさんに貸すくらいでしょうか」

「もらった物を貸すっておかしくない?」

「それもそうですね」


屋敷を出て、歩いてメスティア侯爵邸に向かう前にヴェント商店の様子を確認する。相変わらずの繁盛で貴族の女性が多い、庶民派の店にしているのにな


「女性が多いな」

「それは最近、発売した美容液のせいですね 試作品を使ったことあるので」

「へぇ~~」


初めて知ったんだが、美容関係に手を付けだしたか


「行こうか」

「そうですね」


メスティア侯爵邸へ向かった。歩いて10分くらいで貴族街は治安もいい、騎士や警備の依頼を受けた冒険者がいるからなんだが、それにしても平和過ぎて

何事もなく、メスティア侯爵邸に着いた。俺も今では顔パスで入ることができる。


「アリアと初めて来た時に助けた貴族が今ではお義父さんになるとはな」

「私と出会ったのも同じ日でしたね」

「チンピラに絡まれていたね」


メスティア侯爵がいる。執務室に着いた。ノックしてから部屋へ入る


「やあ、イリス、ヒイロくん」

「お久しぶりです。お父様」

「ご無沙汰してます。お義父さん」


お義父さんと呼んでみたが部屋の空気が凍りついた。


「ヒイロくん、いつも通りメスティア侯爵でいいよ 今日はどうしたんだい」

「お父様、妊娠しました。それとお腹の子は男の子ですよ」


妊娠したの知っているが、性別はいつ分かったんだ。ミレディアも魔法を使っても性別の判断は出来ないとか言ってたぞ


「イリス、嘘は駄目だよ性別の判断は魔法を使っても出来ないだろ」

「嘘ではありませんよ、ヒイロ様のお祖父様に教えていただきました。」


俺に爺さん・・・・・・神様何やってんの


「ヒイロくんのお祖父様か、なんでも出来そうだね」


侯爵納得しちゃった。もっとツッコめよ


「無事に産まれて来ることを願っているよ イリス、学院の方はどうだい」

「まとわりついてくる貴族がいないので伸び伸びやっていますよ」


イリスはメスティア侯爵と久しぶりに父娘の会話を楽しんだ、とつも楽しそうで何よりだ。

メスティア侯爵邸で昼食をお呼ばれされ、食べてから次の場所へ


「エミルさんに会いに行きましょう」

「分かった」


そういえばイリスとエミルは仲が良かったな、学院ジダからの仲だったとか

城へ向かう、道中は特に変わった所はない


「正面から入ると手続きが面倒くさいから転移してもいい?」

「駄目です。2人っきりでいる時間を大切にしたいのです。」

「はい、すみません」


イリスのデートプランはなんとなくだが見えてきた、親や友人に2人で会うことなのだと

城に着き、入る手続きをするのだが、ヴェント名誉騎士伯でエミル女王陛下に謁見をと言ったらすぐに入れた。

イリスと謁見の間に向かい、エミルと会うことに


「ヒイロ、学院の方はどう?楽しい?」

「ぼちぼちでんな」

「イリスもいることだし、いつもの部屋に来なさい」


謁見の間での話はすぐに終わり、いつもの部屋、エミルの部屋に行く 女王の仕事やってんのか?


「来たぞ」

「入って~」

「お2人の会話が普通の家族のように思えるのですが」

「イリスは察しがいいな」


エミルの部屋に入った。


「今更だけど、イリスに大事な話をするわ」

「俺が転生者って前に話したよな」

「はい、ベッドの中で抱きしめられながら聞きました。」

「エミルも転生者なんだ」

「そうだったの?」

「本当よ、それとね 私はヒイロの姪なのよ ね、叔父さん」

「転生してからエミルの方が年上だけど、前世の話だから」

「シルヴィアさんも前世はヒイロ様の妻とか仰っていましたけど」

「それも本当なんだけど、ここは説明が難しくなるんだけど、今の俺は28歳の時に死んだ。で、エミルはその数十年後、死んだんだ。シルヴィアの方は俺が30歳くらいで結婚した相手なんだ」

「28歳で死んだヒイロ様と30歳で結婚したヒイロ様、2人居ませんか?」

「俺が死んだ世界と死んでいない世界があるってこと、パラレルワールドとか平行世界とか言うんだけど、ミレディアも若くして死んだ世界とエミルの先生をしていた世界線があるんだよ」


ざっくり、教えて見た。イリスは賢いのですぐに理解してくれる


「なるほど、エミルとは家族になりますね」

「イリスちゃんみたいなお姉ちゃん欲しかったの、生前のお姉ちゃんは我儘ですぐに怒るし」


確かにあの母親にあの子供か納得


「叔父さんのこと嫌っていたのよ、臭いとか汚いとか、全てはお母さんが悪いんだけど」

「俺も嫌っていたから」


俺とエミルはイリスに前世の話をした。だいたいは島で再現しているからいいんだけど


「そういえば、ヒイロ、魔王はどんなやつなの」

「アボスは妻思いのいい吸血鬼だぞ、それに血を飲むのも食事ではなくて、人でいう煙草みたいなもんだよ」

「獣王みたいな感じか~会うのが楽しみね」

「たまに夫婦揃って島に来ているぞ、ちゃんと仕事を終わらせてからだけどな」

「獣王様も仕事を終わらせてからよく来てますね 最近だと公衆浴場で島の人とよく話をしているらしいですよ」


2人で遠回しに仕事をしろと忠告しておいた。弟に丸投げしているようだし、エミルが結婚しない以上、彼の子が次の王位を継ぐのだから 妻はクリスの妹だから俺とも繋がりがあるんだよな


「エミル、私 妊娠したのよ」

「産まれたら教えてね 抱きに行くわ それと叔父さん、イリスちゃんを泣かせたら国外追放よ」

「俺の島国外なんだが」


エミルと話し終え、時間が時間なので島へ帰った


「今日は楽しかったですね」

「先生の仕事も大変だろうし、身体の心配もあるからね イリスが楽しかったら俺も満足だよ」


イリスとのデートが終わった。明日はララか






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