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かわいい幼馴染は俺のアレを握らないと安心して眠れないそうです……~俺の〇〇〇は片想いの彼女にとって安眠グッズがわりだと!?~  作者: Kazuchi


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可愛い妹は俺に大事なソレを取られそうで安心して眠れないようです。

「拓也おにい、ちょっとパソコン貸して!!」


 突然の闖入者にも俺は全く動じる素振りを見せなかった。なぜなら入ってきたのは……。


「……未祐みゆう、お兄ちゃんの部屋に入るときは必ずノックしろっていつも言ってんだろ」


 妹の未祐だ、歳は一つ下の十六歳、まあ親馬鹿ならぬ兄馬鹿でひいき目を抜きにしても結構可愛い部類に入ると思う。俺の片想いの幼馴染、真奈美とはまた違った可愛らしさを兼ね備えている、だからいろいろと困ることも多いんだ……。


「前は私と一緒のベッドで寝ていたこともあるのに、いまさら恥ずかしがることないでしょ、拓也お兄ちゃん!!」


 妹の未祐から言われて思わずドキッとしてしまった……。


 半年ほど前になるが未祐とまだ一緒の部屋で寝ている時期だった。

 あいつが俺のいつも寝るロフトベッドの上段にこっそりと隠れてたことがあったんだ。そのときは本当に動揺してしまった。いくら妹とはいえ、俺もいちおう健康的な高校二年生の身体だ。ま、間違いがあってはならないからな。それには深い理由があるんだ……。


 ……実は妹の未祐とは異母兄妹で俺との血の繋がりはない。


 俺が小学生のころ父親が再婚して未祐と一つ屋根の下で暮らすようになった。

 初めて会った日のことは今でも鮮明に覚えている……。

 大きめの麦わら帽子に不似合いなほど真っ白い肌、真っ黒に日焼けした俺とは

 正反対の可愛い少女が玄関先にちょこんと立っていた。


 実の母親を幼い頃亡くして男手に育てられた俺は女性への接し方に

 あまり慣ていなかった、最初のころは未祐にぶっきらぼうな態度を

 取ってしまったんだ。いま思い出しても単純な()()()()だったな、俺は。


 そんな俺に新しい母親は、時には優しく時には厳しく本当の息子みたいに

 接してくれたんだ。だから俺と未祐が一緒の部屋で寝ると言い出しても、

 俺たちを全面的に信用して理解してくれた。


 未祐も今年、真奈美と同じ女子高、君更津南女子に入学した。さすがに別々の部屋になったが、今みたいに我が物顔で俺の部屋に遠慮なく入ってくるのは本当に困りものだ。


「み、未祐、あれはお前が勝手に俺のベッドに潜り込んで来たんじゃないのか!! お兄ちゃ~ん、未祐怖い夢を見て眠れないよぉ、おしっこ漏らしちゃうよ、って泣きべそまでかいてさ」


「ば、馬鹿兄ィ!? 未祐、おしっこ漏れちゃうなんてひとことも言ってないから!!」


「そっか、そっか……」


 わざと軽口でからかってみる、妹の未祐は昔から分かりやすいから面白いんだ。

 こいつ、すぐに感情が顔に出やすいんだよな……。


「拓也お兄、そんなことはどうでもいいから早くパソコン貸して!!」


 ふくれっ面で俺のデスクの椅子に腰掛ける、まだ暑さの感じられる日が続くので。

 妹の出で立ちは薄手のパーカーにショートパンツだ、名門のお嬢様女子校に入学してからまた一段と背が伸びたようだ、それに引き換え控えめな部分も上半身に鎮座しているな。まあこれで未祐がボン・キュッ・ボンだったら目のやり場に困ってしまうだろう。今くらいのペタン・キュッ・ボンが未祐にはお似合いで可愛らしくてちょうどいいのかもしれないな……。俺は何気なくショートパンツから覗く健康的な太ももに視線を落とした。


「拓也お兄、ログインパスワード分かんないんだけど、こっちにきて入れてくんない?」


 俺のノートパソコンを立ち上げて開口一番に注文を付けてくる。まったく手間のかかる妹だ……。

 今日の未祐は長い髪を後ろで纏めてポニーテールにしている。頭を動かすたびに揺れる可愛い仔馬のしっぽに俺は一瞬、視線を奪われてしまった。


「……はいはい、今すぐ入力するからちょっとそのままで待ってろよ」


 未祐の横から腕を伸ばしてログインパスワードを入力する、椅子に座る妹の肩に俺の腕が偶然触れた。


「……あっ!?」


 まるで若鮎のように勢いよく身をひるがえした未祐に、俺のほうがびっくりとしてしまった。


「未祐、お前どうしたんだ!? 顔が耳まで真っ赤だぞ……」 


「……な、何でもないよ、未祐はパソコンでこれから調べ物をするんだから、拓也お兄は余計な邪魔や口出しをしないでくれる!!」


 何なんだよ、変な奴だな……。勝手に赤くなったり急に切れだしたり何だか妙に忙しいな。


「別にこっそり覗かねえよ、おまえの調べ物なんて俺には全然興味ないし……」


 人のパソコンを借りておいてまったくひどい言い草だ。だったらおこつかいを貯めて自分専用のパソコンを買ったらいいじゃないか。


 未祐の奴、俺と違ってけっこう《《貯金》》をしているんだよな。両親からも褒められていたっけ。でもそんなに貯めていったい何に使うつもりなんだ?

 まあ、こいつも現役女子高生だし、可愛い洋服でも買いたいのかな……。


 俺は知らん顔でソファに横になり自分のスマホを弄り始める。

 ロフトベッドはスペース効率はいいが、いちいち上段に登るのがめんどくさいので、完全に寝る以外はこのソファを使っているんだ。愛猫のムギも日向ぼっこのお気に入りの場所だ。俺の部屋は洗濯物を干すにも絶好の位置に面しているので、日当たりがいいんだ、窓の外に目をやると今日も未祐の色とりどりの《《下着》》が風に揺れている。


 かちゃ、かちゃと軽快なキーボード音が部屋に響く、

 俺はその断続的な音が子守歌替わりになり、ついソファでうとうとしてしまった。



 *******



「な、何なの、コレ~~!?」


 未祐の金切り声で目が覚めた……。いったい何事だ!?

 慌てて寝ていたソファーから跳ね起きてパソコンデスクの前に向かう。

 キーボードを打つ手を止めて放心状態の未祐、その肩はワナワナと震えていた。

 焦点の合わない瞳で一点を見つめている、その視線の先には……。


 俺のノートパソコンの画面に映し出されたのは大手検索サイトのページ

 そこには過去の検索結果がプルダウンメニューで表示されていた。


「どひゃあっ!?」


 俺は驚きを隠せず、その場で思わず固まってしまった。


【妹と♡ラブラブ♡えっちをする方法】


【セーラー服の妹と一晩中♡】


大吟醸妹焼酎だいぎんじょういもじょうちゅうをイッキ飲み!!】


 うおおおっ!? 何だこのとてつもなくエロい検索履歴はっ!! 

 俺にはまったく身に覚えがないぞ、ぬ、濡れ衣だっ!! み、未祐、お兄ちゃんは絶対にやってない。


 ……ぷしゅうっ!!


 未祐の頭のてっぺんから煙が出た気がした……。

 みるみる顔が真っ赤に染まっていく。


「お、お兄ちゃんのド変態っ~~!!」



 ある意味修羅場の次回に続く!!


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