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Nextstage of Time is God  作者: フォルミネ
3/4

Q.世界の設定?

悩みすぎてアップ遅れました。

また少し短めです。


 ・・・目を閉じ、本を開いた


「なぜこうなった」

「世の中はゆがんでいる」

「正さなければ。でもどうやって」


 ある研究者が思考の海に落ちた。そして、思考は極論に達していく。


「雨は降る。重力に従って。その雨は地を這い川を流れ海へ帰る」


 そこで声が聞こえる。


「だがそこに箱が現れたらどうなるだろう。箱にせき止められ流れは止まる」


 そうか。そういうことか。あれを使えばこの世界を変えることができるかもしれない。


 変えたい、帰りたい、あの頃に――――――

 幸せだった。いや、自分だけだったのかもしれない。結局は研究者というのは独りよがりなのかもしれない。誰かのために、いや、自分のため自分の家族のため働いているつもりだった。


 だが、だれにも理解されない、周りはいつの間にか変わっていた。娘は自殺、妻は後を追い一緒に行ってしまった。もっと家庭を顧みていれば。

 もう遅い。すべてがなくなってしまった――――――


 リセットすればいい。すべてやり直す。それでいい。それがいい。


「仕方ない。僕の力を貸してあげるよ。それ、だけじゃできることなんて限られてるからね」

「でも、このコンソールがすべてを支配しているって言っていなかったか」

「別にやりたきゃ一人でやってくれていいけど。ただ、時間遡行は僕の箱がなかったら君、ただの肉塊に戻るけど」


 正直、胡散臭い。研究者の性か、こういった手のものに対しては信用しないが、でももう縋るしかない。


「わかった。手を貸してくれるんだな。なら、世界ごと変えてやる」

「きをつけてねー、使い方間違えれば君自身が滅ぶし、面白くないからやめてね」


 そう言って見えなくなった。


「空色の髪をした少年か。興味深いが、今はそれどころじゃない」


 コンソールを手に取り、エントリーボタンを押してみる。


「やあ!また会ったね!とりあえず説明しよう」


 そして説明を聴いた。内容はこうだった。


 このコンソールはマザーボードじゃないということ。一つの箱(船)を動かし、時を駆けることができる。その間、世界線の移動はしない。因果律の変更が行われるとそのあとの世界の世界線はそれまでのものとは異なる。今からみて現在にいれば、今からみて過去が変わることはない。使用者の存在を消してしまうような事象を起こすと記憶を消され、元の世界に戻される。世界を変えてしまうほどの変化は一度のみ。過去からものを持ち出すことは許可を取ってくれれば可能。


 という内容だった。


「これってじゃあ最初に言った自分が滅ぶからって、自分をどうこうっていうのはできないなら、関係ないんじゃないのか?」

「まあ、そう思うならそう思っとけばいいともうよ。僕からは以上かな。また何かあったら呼んでよ。近くにいるからさ」


 そう言って消えた。


「まあいい。俺は俺の家族が味わった苦しみを同じように味わう人間が出てほしくない。そして、悪人さえいなければ人が自殺まで追い込まれることはない。そうだ。悪いのは今の世界だ」


 モニターにはよくあるコマンドプロンプトが表示されている。プログラミングか、と思いあらかたべたな言語を打ち込んでいく。だが、何も表示されない。


「まさかな」


 そう言って、アニメのように


 call


 とだけ打ってみる。すると、また表示が増える。何を呼び出すか決めるようだ。取り敢えずは、乗っていく箱がいいか。でも、boxとはどこにも書いていない。空髪で少年そして箱が船。そこで一つの神話を思い出す。


 Noah's Ark


 これか、となぜか納得がいった。箱が出現する。


「ノアの箱舟ねえ。救世主伝説を持ち出すとは悪趣味な」


 乗り込みながら呟いてみる。中には特に何もない。だが、何もないということは音声入力なんじゃないか。確か、娘が死んだのは2040年の5月か。


「2040年の4月に戻り、世界線の設定は――――――――」

小説内小説っていう作りにしたくって書いてるのはいいんですけど中身ごっちゃになってきて、疲れますね。いろいろな小説の常識等が知れて面白いです。ちなみにこの中に出てくるコマンドプロンプトっていうのはwindowsで言う黒い画面にウィンドウだけ出てきたことありませんか?あれです。厳密にいえば違うんですけど、イメージとしてって感じですね。あと、Noah's Arkですね。通称ノアの箱舟。これは結構ゲームとかでよく聞きますよね。あれ、もともと聖書の話なんですけど、結構面白いんですよね。キリスト教に入信とかはする気ないですけど、ストーリーとかは結構面白くて気に入ってます。実際結構な作家さんやアニメ等に盛り込まれてますよね。まあそんな感じです。次回は現実世界に戻るので良ければ、前座だと思って読んでください。

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