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初めての制服試着

めちゃくちゃ寒い…

確かに僕は学校見たかったから行きたいって言ったよ?

でも朝の6時に出るのは早くないかな?

僕はなんとか起きれて身支度は出来たけどアキラはなかなか起きなくて寝癖ヒドくて髪がボサボサになってるよ

僕とアキラは眠そうにしてるのにお母さんは反対に元気だよ


「友理アキラあんたらお母さんより若いのにそんな眠そうにして」


よく考えたらお母さんはいつもこれくらいに起きてるからなんでもないのか

眠そうにしていたらいつの間にか僕が入学する高校に着いた

昨日遠目で見ただけだったけど近くで見るとやっぱり綺麗な学校だった


「スゴイ綺麗だなー高校でこんなに綺麗なの初めて見たよ」


創立が最近なのかな?

僕が引越ししなくて入学するはずの高校とは同じものとは思えなかった


「友理気に入ってくれた?」


お母さんが僕の嬉しそうな顔を見てたらしくお母さんも嬉しそうだった

その時女の人の声がした


「もしかして新崎友理さんですか?」


突然名前を呼ばれてビックリして声がするほうへ向くと1人の女性が立っていた

見た目は20代半ばくらいで綺麗な女の人だった

僕はとりあえず名前を呼ばれたので返答した


「は、はい新崎友理ですけど…あなたは?」


女の人は僕がそうだと言うとニッコリ笑ってお辞儀をした


「はじめまして、私は新崎さんが入学する高校の教師をやらせていただいています長島優梨ながしま ゆうりと言います」


「同じ読み方が…」


先生はまたニッコリした


「はい、新崎さんとは漢字は違いますが読み方が同じなのと写真で見てとても可愛らしい方だったのでスゴイ印象強く覚えていたんですよ」


僕は褒められたのが嬉しくて照れて真っ赤になってしまった

この前といい女の子になってからスゴイ真っ赤になってるよ


「では私はこれから予定があるのでそろそろ失礼しますね」


「あ、はい!よろしくお願いします!」


先生はまたニッコリして手を振りながら去って行った

綺麗でスゴイ笑顔が素敵な人だったな

そしてアキラの学校も見終わり家に帰った

リビングに入ると2着の服がテーブルの上に置かれていて僕は1着手に取った

1つは女の子用の制服で1つは男の子用の制服


「お母さーんこの制服って僕とアキラの?」


お母さんは食器を洗いながら質問に答えた


「そうよー友理はブレザーの方」


僕は自分の着る制服を手に取った

なかなか可愛い制服でリボンの柄も可愛いしスカートの柄も可愛い


「…ん?スカート?」


しまった、私服を買うときスカートは嫌がってたけど制服でのスカートのことをすっかり忘れていた

私服では避けることは出来るけど学校指定の制服でのスカートは避けることは当然出来るはずもない


「お母さん…これスカートって」


僕が嫌そうな声で訴えかけたらお母さんはまたマジメモードになり


「友理私服でスカートは無理に履かなくてもいいけど学校指定で履かないのはダメよ」


うう、やっぱり…

いやまあ普通の女の子だったらスカート履くくらい別に何でもないんだろけど僕はまだ女の子になったばかりで抵抗がスゴイある


「はい、嫌そうな顔しないで着替えてくる!」


そう言われお母さんにズルズルと僕の部屋に押し込まれる

これを履くのか…

確かに全然ダサくないしむしろ可愛い柄なんだけど元男としてはちょっとねー

でも履かないとお母さんの雷が飛ぶので我慢して履くことに

ズボンを脱ぎファスナーを上げてスカートを履く


「うースゴイ下がスースーする」


すごいな女の子はこんなの私服で履いてるなんて

解放感がスゴイしパンツみえそう

でも今は普通に下着も付けてるしいずれスカートも抵抗なくなるんだろうか?

僕って順応性あるのかそれとも女の子になったえいきょうかな?


「まあいいや、制服着たしお母さんに見せてこよ」


リビングに戻りお母さんに制服姿を見せた

お母さんに見せたのだけど先に反応したのはお父さんだった


「おー!友理似合ってるぞ!写真撮ってもいいか?携帯の壁紙にする!」


え、それは恥ずかしいどんだけ娘LOVEな親なの

僕が引いたのを見て慌てて訂正する


「あ、いや、冗談だよ!?壁紙にすると言っても家族全員だよ!」


お父さんの慌てぶりについ僕は笑ってしまう

そしたら急にお母さんが後ろから抱きついてきた


「本当に友理可愛くなったねぇー。もちろん男の子の時も可愛かったけど今は格段に可愛くなったわー」


そういいながら僕の胸を触ろうとしてたのでお母さんの手をはじいた

下着買った以来お母さんは僕の胸を触るのが好きになったらしい


「お母さんー?」


僕が少し怒り気味に言ったらお母さんは平謝りしてきた

ふぅっと油断した隙にスカートがめくれ


「今日はピンクのパンツなんだね」


お母さんは僕のスカートをめくりパンツを見てきた

僕は照れながら怒りお母さんは笑いながら謝って逃げていった


「全く!お母さんはもう!」


他人事のように笑っているお父さん


「まあ気にしないほうがいいぞ?母さんは学生時代女の子にセクハラしまくっていたんだから友理が女の子になってそれを思い出したんだろう」


大人になったんだからその癖治してよと心に思った

やれやれと僕は自分の部屋で制服を脱ぎ部屋着に着替えて入学の為の準備をした


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