卒業引越しモヤモヤ
ある3月の中旬、中学の卒業式が終わり1人で自宅に帰るために歩いている男子生徒がいた
彼の名前は新崎にいざき 友理ゆうり
ルックスは良くも悪くもなく普通で運動もそこそこ出来て勉強もまあまあ
ごく平凡な学生だった
友理は帰りながら「中学ももう卒業かー明後日には引越しをしてもうこの場所にはいないんだよな」
親が仕事の都合で仕事場所が変わり、その場所付近に引越すことが去年から決まっていた
ほんとは友理は今の場所から引越しをしたくはなかった
もう卒業はしたが、通っていた中学のすぐ近くに高校があり中学の友達も何人かはそこへ進学していくので基本人見知りだった友理にとってはその高校に入りたいと思っていたからだ
最初は友理も両親に対して一人暮らしでもいいからこの場所を離れたくないと説得したが友理の両親はとても過保護でまだ未成年の友理を一人暮らしさせることには反対した
結局両親の意見が通り引越しをすることに決まったのであった
「はぁ…」重い足取りで友理は家に帰って行った
家に帰り最初に出迎えてきたのはお母さんだ
「友理、おかえりなさい。」友理は靴を脱ぎ「ただいま」と一言返してからリビングに向かった。
リビングのドアを開けソファに座っていた弟が友理の方を向き「あ、にいちゃんおかえり。引越しの準備すんだ?」僕は「うんまあ一応できてるよ」とだけ答え、足早に自分の部屋に向かった。
自分の部屋に入り友理はテンションの低さと疲れですぐにベットに入った。
「あーなんか今日はやけに眠いや夜ご飯食べてないけど寝ちゃお…」こうしてしゃべりながら深い眠りに落ちて行った。
翌朝の5時昨日は早く寝たのもあり結構朝早く友理は目が覚めていた。
まあせっかく起きたからちょっと本でも読もうかな?と思い友理はベットから体を上げる。
しかしベットから体をあげたとき何か違和感を感じた。やけに髪が長く体も軽いそして何より胸に何か付いている…すぐに鏡を見ようとベットかは跳ね起き洗面所の鏡を見た。その瞬間友理は驚愕した
鏡に映っていたのはいつも鏡で見ている自分の顔ではなく、自分で今までの生活で見たことないような美少女の顔が映っていた。