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Ψmarble.witch 共通①

私は魔法使い・レウノに作られた仮の魔女テトラ=メフルだ。


まだ人間だったとき、まだ5才の私は村を焼かれ家族をなくした。

普通の家庭で生まれた私が、いきなり貧困層に馴染めるわけがない。


途方にくれていたところを通りかかったのがレウノ=トシュプ。


生まれて初めて見た魔法使いであった。

魔法使いの里から出てきた彼は実験に使う普通の人間を探していた。

私は救われるならなんでもよかった。


だから【レインボー・フロー】という禁術の実験体となることを選んだ。


それは人間の身体に造り手の魔法使いの魔力を混ぜる禁術。

神類、植物属性、機械系など複数のカテゴリの技を使えるようになるという。実験の結果、魔女となって、レウノの元で暮らししかれこれ100年。


「師匠」

私はレウノの家族写真を見ていた。

かっこいい魔法使いの男子がうつっている。「ん?」

「誰ですかこの紫髪の彼は」

「弟のサロインの息子だよ」

「甥っ子ですか、師匠と同じくらいイケメンですね」

思わず写真をガン見してしまう。


「へーおっさんの師匠より若い男のほうがいいのかー」

「きゃあああ首を吊ろうとするのは止めてください!!」

師匠が死ねば、私は人間に戻る。

あれから100年も生きたのだから、魔女でなくなれば死んでしまう。


「冗談だよー師匠は老いらくの恋はしませーん」

見た目は若いのに、老いらくとか。


レウノの実家である魔法使いの里の長の一族では秘密裏に暗殺の仕事をしているらしい。一度受けた依頼はどんなものでも取り下げず。必ず対象を消すという闇の一族。


レウノも家を出る前に魔法使いの家系に続く風習から、依頼者から魔力を貰う代わりに邪魔な人間を始末してきたらしい。


あるとき甥にあたるドロウノという魔法使いが受けた依頼を放棄し魔法使いとしての力を失う。

一度受けた依頼は契約からなるもので遂行しなければ魔法使いとしての力を失うらしい。

依頼での暗殺対象が好意を持っていた相手だったそうだ。


それを知ったレウノは家を出たらしい。けれどなぜそれが家を出る要因になったのかは教えてはくれなかった。

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