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第0話 日記

○月×日


今日は晴れ。カーテンの隙間の木漏れ日のような日差しが眩しい。

でも、まだ少し肌寒さを感じられる。


ああ、もう春だ。また春が来た。

あれから何度目の春だろう。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

○月△日


今日は曇り。相も変わらずあの日と同じ風が吹いている。南西からの風が吹いているのか、風が暖かい。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

△月○日



今日も昨日と同じく、晴れ。最近は、よく晴れが続く。私の中にも晴れが来たらいいのに。


私の時間はあの日から止まったままだ。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

○月○日


また春が来た。冬は一面の雪景色が見られたような気がしたけど、窓からの景色は変わらない。

まるで、私の心のよう。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


パタンーー

わたしは私の、多分、4年前くらいの日記を閉じた。

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