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第四章 ―其の死―

皇国で怪盗アリス事件を解決し…新たなヒロイン皇女アリーツェと、打倒マオウシステムへの協力を得る事に成功した勇者。


しかし、本当の問題は解決して居なかった。


『偽怪盗アリスを倒し、真怪盗アリスとなった事でカリスマを得たアリーツェ』

権力の解体と教典の自由化により広められたその事実は、アリーツェのテイマーとしての力を以ってしても覆す事が出来なかったのだった。



●第四章 ―可能性の迷路 其の死―


―大統領邸宅―


大統領「―――成る程、理解した。だがそれは、一種の洗脳では無いのかね?」


合衆国…大統領邸宅での謁見。

大統領に前回での出来事と俺自身の計画の内容を話し…返って来た言葉がこれだった


ナビ「一個人の理想により、他の思想や価値観を変化させる…確かに洗脳と言えなくは無いが、それに関しては国政も違いは無い筈」

大統領「解釈を広げればその暴論も通るだろうが…問題は対象となる国民の意思なのだよ」


勇者「………」


大統領「この国の国民は、無自覚ながらもマオウシステムを望んでいる…心から欲している。何故か判るかね?」

ナビ「人類間戦争の際に、その再来を防ぐための手段だと文化単位で理解して居るから」

大統領「その通り…ただでさえ様々な人種が共存している我が国で、何故大規模な内部戦争が起こらないのか…」


勇者「だがそれは仮初の平和だ。魔王と言う共通の敵に敵意を向ける事で、現実から目を逸らしているに過ぎない」

大統領「仮初結構。現実に平和を保っていられるのだから、それ以上を望んで壊すような選択は私には出来ないね」

勇者「……っ」


ナビ「これ以上は水掛け論でしか無い。では逆に問う…マオウシステムの破壊に賛同するには、どのような条件を揃えれば良い?」


大統領「そうだね………我が国は民主主義国家だ。国民の過半数の指示を得られれば、それに賛同する…と言いたい所だが……」

ナビ「内容が内容なため、集計以前に情報の開示が不可能」


大統領「そうなる訳だ」


ナビ「では、具体的な妥協案の提示を求める」

大統領「………何とまぁ、図々しいと言うか図太いと言うか……まぁ、良いだろう。そう言うからには、無茶な条件でもこなしてくれるのだろうね?」


勇者「…受けて立とう」



―合衆国南部地区―


勇者「そして………その条件の内、最後の一つが…」


ナビ「この州における奴隷問題の解決」

エレル「奴隷制度は、今の大統領によって廃止されたって聞いてたんですけど…」

勇者「それはあくまで表面上だけの物だ。公国のブラックマーケットでも見たように、裏では一部の者達が未だに奴隷の売買を行っている」


そう……前回と変わらず、忌むべき存在として残っているそれ。

多くの憎しみと敵意を生み出す、潰さねばならない仕組み…


エレル「でも……どうやってその人達…権力者に奴隷の売買を止めさせるんですか?」

勇者「それは…」

ナビ「実力行使…対象を説得する事が出来れば理想だが、それが叶わない場合は身柄の拘束…または殺害して止めさせる他無い」


エレル「ぁー…やっぱりそうなっちゃいますよね」

ナビ「ただそれは…権力者側に解決を求めた場合の話し」

エレル「と言いますと…」


勇者「逆に…奴隷にされる者達が、奴隷にされる事態を防げば…この仕組みは瓦解する」



―南部地区 州知事邸―


州知事「はじめまして、私が州知事のアルジャーノン・シュバルッツイェーガーだ。君が新たな勇者だね、噂は聞いているよ」

勇者「恐縮です」

州知事「なんでも、大統領の命でこの州南部の人権問題を解決してくれるそうじゃないか。私も協力させて貰うつもりなので、何か出来る事があったら言ってくれ」


ナビ「では早速…この周辺で幅を利かせている大富豪の情報を求める」

州知事「任せてくれたまえ。こんな事もあろうかと、既に特殊警官も配備させてある!」


余談ではあるが…前回この州に来た時は、この人物は既に州知事では無かった。つまり…


ここ数年でまた落選するのだろうな……



―大富豪の館前―


エレル「それにしても…合衆国に来てからの勇者さまって、ずっと鬼気迫るような顔してますよね」

ナビ「………それは、恐らく前回の合衆国での記憶による物だと思われる」

エレル「それ、私も聞いて良い内容ですか?」


勇者「そうだな…共に行動して貰う以上、話しておいた方が良いかも知れん。そう、あれは前回この地区に来た時の話しなんだが……」



―過去の南部地区中央市場―


勇者「大丈夫か?」


少女「ぁ……え………」


食料の買出しで市場を歩く俺……ふと目に入ったのは、道の隅で蹲る少女の姿。

見れば、近くには割れた瓶…様子を見る限り、恐らくは少女が割ってしまった物だろう。


勇者「落としてしまったのか…怪我は無いか?」

少女「あ…いえ……怪我はありませんが…お酒が……どうしよう、ご主人様に……」


と、その言葉を聞いて召使か何かなのかと思案する俺…だが少女の姿は、連想するそれよりも遥かにみすぼらしく…そう、まるで


大富豪「こらキサマ!奴隷の分際で主人を待たせるとは何様のつもりだ!」


その予想を裏付けるかのように、護衛を連れて判り易く登場する…それ


勇者「どういう事だ…奴隷制度は大統領の命により廃止された筈だぞ」

大富豪「プッ…プヒャハハハハ!何だ!?お前はどこの田舎者だ?そんな物は表向きの政策に決まっているじゃないか」

勇者「ふざけるな!そんな悪行を、この国の法律が許す筈が……」


大富豪「馬っ鹿だなぁぁ?許されてるからこうして居られるに決まってるだろう?見てみろよ、あの男。私服警官だけど俺を見逃してるんだぜ?」


そうやって目を向けた先には、コートの男。

その男はこちらの視線に気付き、慌てて襟で顔を隠す。

…………なる程、この国は国家権力からして既に腐っているようだ。

となれば……その根を少しでも引き抜いておかねばなるまい。


命を奪うとまでは行かなくとも、一度痛い目に遭わせなければこういう輩は懲りはしない。

俺は静かに勇者の剣を引き抜く…が、それを私服警官に止められる。


勇者「何故だ…何故止める」

警官「………」


大富豪「何故って?何故って?法を守る国家権力様が、殺人未遂を止めるのは当たり前だろう?お前馬っ鹿じゃないの?」

勇者「っ……」

警官「………お願いです、ここは引いて下さい」


広がる騒ぎ…集まる人々。気付けば、奴隷の少女の姿も大富豪の護衛の一人の姿も消えている。

この状況で事を荒立てるような行動は不味い…幾ら察しの悪い俺でもそのくらいの事は理解できる。


不本意ながらも、俺は撤退を余儀なくされた。



―過去の大富豪の館 地下室 ―


が………だからと言って諦めた訳では無い。

俺は、危険を承知で大富豪の館への潜入を行う事にした。


下水道を通り、魔法を駆使して忍び込んだ大富豪の館…その地下室。

そこで俺が見た物は……


大富豪「まっ…! たく!! お前の…! せいで!!!」

少女「ッー!!! ……!!!」


少女の柔肌を打ち、血を滲ませる鞭…

大富豪は、これでもかと言う程に判り易い悪人面を浮かべている。


大富豪「ハァッ……! ハァ……!! まだ気を失わないのか、今日は頑張るじゃないか…よし…ご褒美にこれをくれてやろ―――」


これ以上は口に出すのも耳にするのも汚らわしい

俺は天井を蹴破り、大富豪と少女の間に割って入る。


大富豪「ヒィッ!?貴様……ひ、昼間の田舎物!?」


こんな奴には自己紹介すらする気になれない。俺は無言で勇者の剣を抜き、構える。


が………一目散に逃げ出す大富豪。

すぐさま追いかけても良いのだが、今はそれよりも……


勇者「大丈夫か?もう心配は要らない、助けに来たぞ」


奴隷の少女の開放…こちらの方が先だった。

治癒の秘術を使い、身体の怪我は治した…が、心の方まではそうは行かない。

受けた拷問の爪跡は、少女の脚を竦ませていた。


少女「わ………私は大丈夫です。で、でも…大富豪様を怒らせたら…お父さんとお母さんが……!!」


成る程…そういう事か。両親を人質にしていれば、逃げられない…それを枷としていた訳だな、あの外道め。


勇者「心配するな。二人とも必ず助け出す。君はここで待って居るんだ」


そう言い残し、再び大富豪を追う俺…


そして、そこで待ち受けていたのは―――



―過去の大富豪の館 地下収容所―


勇者「何…だ、これは?」


幾重にも重ねられた金網の床の、更に下……そこに広がる光景は………


勇者「これは…皆、ここに居る全員が奴隷…なのか?」


檻の中に閉じ込められた、大勢の奴隷達。


大富豪「そうさぁ……その通り。こいつら全員俺様の奴隷共だ」


そして、衛兵を引き連れて再び姿を現す大富豪。


勇者「貴様………!!!」

大富豪「とは言ってもぉ…ここに居る奴等なんて、一山幾らの安い奴等なんだがな?無駄に飯代ばっかりかさんで仕方ない仕方ないぜぇ」


皆のやつれようを見れば、まともな食事を行って居ない事くらいすぐに判る。

俺は歯軋りをする程に力が篭っている。そして、それを見るなり…


大富豪「あぁ、そうだ。良い事を思い付いた」


と、わざとらしく言って見せる大富豪。


大富豪「俺様の館に忍び込んで来た田舎物を、どんな方法で苦しませてやろうか考えてたんだけど…こんなのはどうだろう?」


その言葉には悪意しか感じられない

更に、大富豪の悪意を実際に見せ付けられたのも…ほぼ同時の事


勇者「―――――」


檻の壁から突き出る槍。握り拳程の間隔で並んだその槍は………回避の余地無く、檻の中の奴隷達を皆殺しにした。


大富豪「うぅぅん、良いねぇ…誰かが死ぬ所って。自分が生きてるって事を実感させてくれるじゃないか」

勇者「…………き…さま…っ!!!」

大富豪「それに、田舎物に対する効果も抜群だ。良いよその表情。凄く良い」


駄目だ………コイツは一分一秒でも長く生かしておいてはいけない………そう思った正にその時、背後に現れた存在に気付いた。


少女「…………うそっ…おと…う…さん? おかあ…さん……?」


俺の後を追いかけて来て…そして……両親の死を見てしまったその少女に。



そして…そこから先の出来事は凄惨の一言に尽きた。


少女の身体の中から飛び出したのは、巨大な獅子の姿をした……そう『霊獣』だ。

霊獣は瞬く間に衛兵を蹴散らし、大富豪の喉下へと食らい付いた。

大富豪は苦し紛れに懐から何かを取り出す…が、その何かを使う事無く絶命。


俺は、その光景をただただ見守る事しか出来なかったのだが…

その不甲斐無さを、、今でも悔やんでも悔やみきれない。


蹴散らされて、尚生き延びた衛兵の奇襲。

衛兵の槍が少女の身体を貫き、その命を奪い去ったのだ。


少女「え…?ぁ………私……ぇ…?」


その命の灯火を失い、倒れる少女…一矢報いて笑みを浮べる衛兵…

だが、その衛兵の頭を霊獣が噛み千切る。


宿主を失って、尚暴れ回る霊獣。

地下室を無茶苦茶に駆け回り、辺り位置面は炎の海へと変わる。

生き延びた者も…瀕死だった者も………等しく死体という終着へと辿り着く地獄絵図。


その中でただ一人…霊獣に襲われる事の無かった俺は、事の全てが終わるまで立ち尽くして居た。



―大富豪の館前―


エレル「成る程……で、その悲劇を繰り返さないために…今回はどんな手を使うつもりなんですか?」


勇者「………革命だ。奴隷となっている者達に戦う力を与え、自らの力で自由を勝ち取らせる」

エレル「その手で行きますか……じゃぁ、私もその案に乗る事にしますが…一応、この時点でのセーブも忘れないで下さいね?」

勇者「ん?あぁ…そうだな」


促されるままにセーブを行った。


エレル「それで…具体的にはどんな方法で戦う力を与えるんですか?戦闘訓練には時間が足りないですし…」

勇者「それに関しては…これを使おうと思う」

エレル「道具袋?それって、物が沢山入る魔法がかかっては居ますけど、戦闘では………あぁ、成る程。そういう事ですか」


勇者「そういう事だ。それに当たって、まずは囚われている奴隷達を脱出させようと思っているんだが……」

エレル「そこまで聞けばもう言わなくても判りますよ。で、どこに連れて行けば良いんですか?」


勇者「街から出て南に向かった所に、彼等の部族が住んでいる遺跡がある。そこに連れて行ってくれ」

エレル「判りました。では勇者さまとナビちゃんは先に行ってて下さい」

ナビ「了解」


勇者「頼んだぞ…エレル」



―南部地区の遺跡―


族長「この度の事…何と礼を言えば言い事か…今はせめてもの持成ししか出来ないが、ゆっくりとして行ってくれ」

勇者「いや…その気持ちだけ頂く。それよりも、ゆっくりしている暇は無いと思うんだ」

族長「と言う事はやはり…」


勇者「あぁ………全てが解決した訳では無い。もうしばらくすれば、追っ手が来る筈」

族長「では、どうなされる?我々は全力をもってそれを退けるつもりだが…」

勇者「恐らく…それだけでは第二波第三波が来ていずれ押し切られてしまうだろう」

族長「そう考えるのであれば、何故…」


勇者「だから…ただ退けるだけでは無く、圧倒的な力を見せ付ける。争う気さえ起こらない程の力で押し返せば…」

族長「成る程………お考えはよく判りましたが、それはあくまでも理想の産物。今の我々にはそんな力は……」

勇者「ある。これを使ってくれ」


そう言って俺は道具袋を取り出す。


族長「はて…それは一体………」

エレル「これは、色んな物が沢山入る魔法の袋です。そして、この中に入っているのは………」

勇者「身を守るに足りるだけの……武器だ」


そう……この中には、前回得た武器の全て…店で買った剣から世界最強の槍や弓矢まで…彼等の力にであろう物が、全て詰め込まれている。



―南部荒野―


追っ手との決戦…


いや、正確には追っ手などと言う生温い物では無かった

騎兵隊にバリスタ…大砲馬車に飛空挺。奴隷を連れ帰るという名目にそぐわない程の、大部隊が襲撃を仕掛けて来たのだ。

その采配の無茶さから、大富豪の性格の悪さが見て取れる。


大方…


『この俺様の元から逃げ出しただとぉぉ!?絶対に許さん!奴等の故郷ごと、肉片一つ残さず消し去って来い!』


とでも言われたのだろう。

だが…それだけの軍勢を前にしたその上で、何も問題は無かった。


エレル「左30度、上方15度…はーい、そのまま撃って下さい。あ、そっちは馬車の車輪さえ撃って貰えば大丈夫です」


戦闘開始早々に駆動機関を撃ちぬかれ、無力化される飛空挺。

車輪を壊され、射程範囲内に辿り着く事すら出来なくなった大砲馬車。

バリスタに至っては、矢を全て壊されてしまえばただの弓。


エレルの指示の下行われる猛攻により、追っ手達の戦力は瞬く間に無効化。


それに伴い、兵士達の戦意もいとも容易く打ち砕かれ………



―南部地区の遺跡―


族長「かんぱーーーい!!!」


夜にはもう、当然のように祝杯が挙げられて居た。


そう……この功績により圧倒的な力の差は明らかとなり、二度とこの部族が襲われる心配は無くなった筈。

道具袋の中の武器も、最上級の武器を含めて殆どがまだ手付かず……それでいてこの戦果だ。

合衆国中で奴隷にされている人々を、この方法で開放すれば……この問題に決着を付ける事が出来る。

そう確信したその時………


幼女「お兄ちゃん………本当にこれで良かったのかな?」


声をかけて来たのは、前回奴隷にされていた少女…今回はまだ少女とも呼べない程幼い、幼女だった。


勇者「大丈夫だ…これで皆、平和に暮らす事が出来るようになる」


そう………皆が平和に暮らす事が出来る筈だった。

だが、現実は俺の予想の斜め上を突き抜けて進んでいた。



大富豪の襲撃を退け、一夜を明かした俺達…

しかし、その目覚めを歓迎したのは不自然なまでの静寂だった。


祝杯で夜を明かした後の朝とは言え、静か過ぎる…そう、いびきどころか物音の一つさえ聞こえて来ない…明らかな異常。

嫌な予感を抑え切れず、他のテントを探る俺…だが、誰一人として見当たらない。

夜襲…それに伴う誘拐…そんな事が脳裏に浮ぶが、俺の考えは次の瞬間には吹き飛ばされた。


遥か遠く…南部地区の街中から立ち昇る煙…そして、その煙を作り出す根源である炎。

それを瞳に捉え…俺は走り出して居た。



―南部地区 中央市場―


辿り付いた街中…中央市場…

そこで、現実に目の前で繰り広げられているのは………

虐殺……一方的な大虐殺。


力を得た部族が、今まで受けた恨みを晴らすべく反撃に打って出ていた。


大富豪を討ち果たした後もその切っ先は止まる事無く、無関係な正規国民達を巻き込んでの大惨事にしているそれ。

いや…厳密に言えば無関係では無いのかもしれないが、その報復としてはあまりにも残虐過ぎる蛮行………


虐げられ…人道に外れた目に逢わされた者…彼等は、それ以上の事をやり返さなければ気が済まない…

憎しみが憎しみの連鎖を生み、その結果齎された結果が………これだった


幼女「お兄ちゃん…霊獣が、凄く悲しんでる………」


声の主は…遺跡で出会った、部族の幼女。

霊獣の存在を戦力として見込んでの事なのか…留守中の襲撃を避けるための同行か…何らかの理由で部族の者に連れて来られたのだろう。


その幼い瞳に捉えるには、余りに凄惨な光景が繰り広げられる中…小さく弱々しく紡がれる言葉

幼女がその言葉を紡ぎ終えた、その直後…


その喉を貫く、流れ矢。


その子は、倒れ………小さく痙攣を繰り返した後…暗く沈んだ目を俺に向け、息絶えた。



●第四章 ―可能性の迷路 其の誤― に続く

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