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SwordMagic・Online~AGI極振りの配信デビュー~  作者: 夜桜アイス
第一章 配信デビュー!!
3/7

第二話 初・配・信!

技能(スキル)案なんか募集中ですっ!

 初期設定を終え、配信の設定をした私は配信を始めようとしていた。花美……いや、このゲーム内ではキキョウだったね。そのキキョウには配信をするというメッセージを送り、実名を出さないようにするための対策をする。ということで早速ですが配信始めていきましょう!


「はーいみなさーん、みてますかー?」


『みてるでー』

『もち』

『当たり前だよなぁ!?』

『βテスターで極振りって書かれてたからね……』


 ふんふん、βテスターだからって人は意外と多いのかもしれない。それと極振りだからってので半々くらい?まあいいや。とりあえず最初は自己紹介!


「私はヒイロ!犬の獣人で拳闘士!ついでにAGI極振りのβテスターだよ!んーと、あとはなにかあるかなぁ。……ないね!以上!」


『獣人だ!』

『ケモミミかわいい』

『以上!www』

『これからどうするの?』


「おっ、概ね好反応かな?よかったよかった。これからはねー、とりあえずレベル上げ!……の前に、武器買わないと。そのあとで能力(ステータス)でも見せよっかな。異論ある人~!」


『見せてくれるの?』

『ありがたい』

『あるわけがない』

『なーい』


♢♢♢♢♢♢


 うーん、私拳闘士だからナックルみたいなのがいいんだけど少ないのかなー。でもまあこれかな!3000ドラでSTR+15!最初の方にしては強いよね!私βは剣士だったからあんまり知らないんだけど……まあまずは


「これ、ください!」


♢♢♢♢♢♢


「ふんふふんふふーん♪」


『めっちゃ上機嫌』

『武器マニアかな?』

『わからん、戦闘狂かもしれん』

『ありえる』


「ちょっとそこ!変なこと言わない!私武器マニアでも戦闘狂でもないから!」


 とりあえず注意はしたが信じはしないだろう。まあ楽しそうならいいけどね。おっと、察知に反応だ。


「敵だ!たしかここは……ウサギ……じゃなくてホーンラビットが出てきたはず。」


 その通りピョコっと顔を出したのは角の生えたウサギ、ホーンラビットだった。レベルは鑑定がないとわからないんだよね。どうしようか。んー、まだ取らないでいいかな。βと違って今ある技能(スキル)は体術と察知と加速、体術スキルの(アーツ)は一つ。近づいてボンッ!で終わるかな?


「いっくよー!『加速』!からの~、体術(アーツ)『正拳突き』っ!」


 ホーンラビットは3メートルほど吹っ飛んだ。まだ倒せないね。(アーツ)は一発ごとにAP(アーツポイント)というものを使う。これはレベルによる変動はなく、固定で100なのだ。だからステータス画面には映らなかった。正拳突きの消費APは5、一回打ってから次に打てるまでのCT(クールタイム)は10秒だ。


「追い打ちいくよ~!ほっ!せいっ!これで~終わりだ~!」


 ピチュンとホーンラビットはポリゴンとなって消えた。完全に消えるとアナウンスが鳴る。


《経験値を獲得……レベルが2に上がりました!SP1・SUP1を獲得しました!》

技能(スキル)【体術】【察知】【加速】のスキルレベルが上がりました!》


「やった~!初レベルアップだね!」


『おめでとう!』

『おめ』

『強くない?』

『おめー』


 コメント欄のみんなも祝福してくれる。今チラッと見えたが同時接続数1000人も行ってたよ!?初配信なんだけどねぇと香は内心とても驚いていた。


「じゃあ次行ってみよう!もう少し進んだら今日は一旦終わりにしようかな!」


♢♢♢♢♢♢


 ぷよん、ぷよんぷよん

 その特徴的なフォルム、音、色。かの有名なゲームでは「僕は悪いスラ〇ムじゃないよ!」で人気を博しているこのキャラ、スライムさんの登場である!


「ここ、南の森にはさっきのホーンラビットとこのスライムしか出てこないから序盤のレベル上げには最適だよね!まあ製品版になったことで変わってる可能性はあるけど……まあまずはスライムの倒し方だね!スライムって小説とかでよくあると思うけど打撃耐性がめちゃ高いんだよ!」


「だから私みたいな打撃系の攻撃しかない人はスライムの真ん中にうっすら見える魔石を壊すんだ!けどこれだとバトル終了時の報酬で魔石が絶対に落ちないんだよね……だから打撃系のプレイヤーがコメント欄にいるならホーンラビットを狩ることをおススメするよ!じゃあいくね!」


「『加速』!からの体術(アーツ)『正拳突き』ぃ!うんうん、倒せたね!(アーツ)を使うと打撃時の衝撃波で壊せるから便利だよね!ということでみんなありがとう!今日はこの辺で……」


『なぁ、俺には後ろに巨大なモンスターが見えるんだが』

『奇遇だな、俺もだ』

『いや、あれは幻覚じゃねぇよ!』

『あれは……フィールドボスモンスター……?』


「え?フィールドボスモンスターなの?この辺にはいなかったはずだけど……」


『なに?それ』

『知ってるの?』


「うん、βの時にはもっと先の街に出てたんだ。フィールドを徘徊するボスモンスター、会ったらまず逃げろって言われてるね。」


『え?めっちゃやばそうじゃない?』


「うん、軽く見た感じ多分レベル20はあると思うよ。」


 今の香がレベル2、現時点の最高レベルが5だということを知って貰えばこのレベルの高さがわかるだろう。


「なにか聞こえる?」


「助けてくれぇぇぇ!!」


 プレイヤー!?一体どうして……とりあえずアレについてなにか知ってるのか聞かないと!


「あれについて何か知ってますか!?教えてください!」


「あ、ああ。俺はここで狩りをしてたんだけど10匹ぐらい狩ったころかな、なにかメダルみたいなのがドロップしたんだ。それを鑑定したらはめる場所があるって書いてあったからそれを探してその台座にはめたらあいつが出てきたんだ!」


 なるほど、アレはギミックボス、特定のギミックをクリアすることで出現するボスモンスターだったか。


「どうしよっか、ちょっと挑んでみる?このゲームデスペナルティ始めたてなら軽いから。」


『いいんじゃない?』

『応援するぜ!』

『そのまま倒しちゃえ!』


「おっけー、じゃあいってみよう!いざ、ギミックボス討伐へ!」


二話終了時点能力(ステータス)


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名前:ヒイロ レベル1

種族:獣人[犬] 職業:拳闘士 

HP:100 MP:50

STR:30 VIT:25 INT:10

MND:10 AGI:35 DEX:20

装備:初心者の服、初心者の靴、ライトナックル スキル:【体術2】【察知2】【加速2】 ドラ:2000

SP:4 SUP:1


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