第3話 〜出会い〜
「ごめんね、愛地。私は、そこの街を破壊しないといけないんだよね。だから愛地は、どっかいっててくれないかな?」
楓の容姿は変わっていた。髪が青色になっており、目も青色だった。
「待て待て、この状況の意味が分からない!なんで楓が、この世界にいる! 何で楓が、街を破壊しようとしている! 聞きたいことがいっぱいあるんだ……答えてくれないか?」
「質問には答えられないよ。でもさ、愛地のさっきの魔法の威力凄かったね。
だからあの魔法を撃てる愛地は、私にとって脅威の存在なの。だから、大人しくそこをどけば、愛地は怪我をする事は……無いよ?」
楓の、声が冷たい。いつもは明るくて、温かい声なのに……。
「楓……この質問だけでもいいから。答えてく……」
「うるさい!」
気付いたら、楓の拳が、俺の目の前にあった。その拳の風が俺を通った。楓との距離は20mぐらいもあったのに、いつの間に移動したんだ!?
「愛地、次声を出したら殺すよ?」
本気だ。楓は本気で、俺を殺すと言っている。だが、俺はここで楓と話さなければいけない。
楓には、聞きたいことがだらげだ。でもこの事を俺は、楓に聞かなければこの先絶対に後悔をする!
「楓……魔族になって露出多くなったな」
「うるさい……うるさいうるさい! 」
楓が顔を赤らめているが、赤らめているって事は自分の意識はあるのだろう。これは本当の楓だ。俺は楓を信じる。
でも、もし死んでも目の保養にもなったし、これで死んでも全然オッケー。
「まぁまぁ待ちなよ、楓さん」
聞いたことがある声が聞こえた。
声が、聞こえた所を見てみると、楓の後ろにフードを深く被った女の人が居た。
楓の方を見てみると、俺を殴ろうとして、止まっている。これは、女の人に救われたパティーン?
「楓さんが、ここで愛地君を殺すと、私がこの世界にいる理由がなくなってしまう。
それでも、愛地君を殺そうとするなら、私は楓さんを殺さなければならない」
俺の名前を知ってる人はこの世界に数少ない。しかも、楓の名前も知っている。なら、ここに転生して人なのか? でも、この女の人の声は知らない。誰なんだ?
「分かりました。ここは一旦退きます。
今夜の、0時に一本杉で待ってます。」
その言葉を、最後に楓とフードの女は去っていった。
生存報告です。最近忙しかったので、全然書けてませんでした。
でも、こんな小説読んでるやつ何て居ないか
by悲しい犬三郎