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第4話 異変【SIDE:リヴァン】

王座の間でのリヴァンSIDEです

【SIDE:リヴァン】


・・・・・・ヤバイ・・・

・・・本当に如何しようか?・・・


アレからパニック状態に陥った俺は

得意技・・現実逃避を発動し

一先ず、コレは夢だと思うことに決めた

ゲームの中のキャラクターに出会って

会話してしまったなんて小説かアニメの中でしか

在り得ないことだ、俺はまだ現実と空想の区別が出来てる・・はず


しかし、夢でも楽しければいいじゃないか!

俺は、そう考え直し今の不思議な夢を満喫することにした


・・・今、俺の前には守護団の団長達が

勢ぞろいして整列している。


整列している事に対して問題はないんだけども

・・・・・・・・・・・何だろうか?

・・・・・・・この無駄に重い空気は・・


例えるならドヨォ~ンと黒い空気が

部屋の中に満ちている状態だ


ソレに誰も口を開かず跪いている気まずい事この上ない・・・・

あれ?・・俺が何も言わないから誰も口を開かないのか?


そういえば、俺って一応王様だし

・・・・そう考えると何も言わない

俺って変な奴って思われてね?


・・・・・・・・何だろう・・

・・・・・ゲームでも変人扱いされてたけど

夢であっても俺の国の奴らに内心では変人扱いされるとか・・

そう考えてみると悲しくて涙出てきた・・


「っつ!?王っ!如何なされたのですかっ?」


・・・・・へっ?

突然、響いた声に驚いて

意識を声の方向に向けると

そこに居たのは第2守護団団長のラグルスであった。


・・俺が自分で考えて作ったキャラクターでも

爽やか過ぎて軽くイラッとくる顔だな

一回殴らせてくれないだろうか?

一回位いいだろう?だって夢なのだから!


「リヴァン陛下、如何なされたのですか?

 一体何が、彼方のお心を苦しめているのでしょうか?

 このラグルスにお教え願えませんか?」


俺がそんな事を考えている隙にラグルスは

既に俺の傍に跪いていた・・・何時の間に!?


しっかしお前、顔だけじゃなくて

気配りも出来るとか本当にハイスペックだな

俺にもこの位のスペックがあれば友達位作れ・・・

・・・・・・・・・・あ、頭痛くなって来た。


軽く頭を振ってから再びラグルスを見る

・・・・・あれ、何でそんな泣きそうな顔してんの?

・・・俺、何かした?


かなりションボリしながら元の位置に

戻っていくラグルス・・何だろうこの罪悪感は

何もしてない筈だけどチクチクと胸が痛む

・・・・・・ざ、罪悪感がぁぁぁぁっ!


しかし、何時までも無言で居るわけにはいかず

何時もゲームでしている通りに俺は一言言った


『現状報告をせよ』


・・・そして俺は、すっごく後悔した。

えっ!?何この気まずい空気

なんで団長達全員こっち凝視してくるの!?

今のセリフどこか駄目な所でもあった!?


『どうした?』


数分が過ぎて気まずさに負けた

俺が苦し紛れに言うと


団長達の整列した場所から

白の燕尾服に白のシルクハットと

見事な白がヒラリと目の前に出てきた


第3守護団団長のグウェラだ

コイツの事を口に表すなら白だ

ハッキリ言うと見てて目が疲れるような

全身真っ白で服が統一されている


・・ん?なんでそんな目に優しくない

服装にしたのか?・・そんなのコイツに一番

似合っていたからに決まってるだろ


さすがに目の平穏の為にも

髪まで白くするのは止めて金髪にしたけどな


目の前のグウェラはニコニコと・・・・

・・・・・いや・・ニヤニヤが正しいか

ニヤニヤしながら目を細めて此方を見ていた


「報告が遅れテ申し訳在りまセン陛下

 デハ早速、国の現状報告をさせて頂きたいト思いマス」


お前ソレは大袈裟すぎるだろ!?

そう思ってしまう程、大袈裟なお辞儀の後

ニヤニヤしながら話し始めるグウェラ

しかし俺が考えて作ったとは言え


・・・・・胡散臭いぃぃぃぃぃっっ!!!

本気でコイツ存在が胡散臭く感じられてしまう


「デハ、報告をさせて頂きマス。

 先ほど突然ですガ、海の傍に位置していタはずノ

 我がセルドリア王国ですが、全く前兆ナシニ

 国の周りが全て森へト変化しておりマス

 民達は突然ノ事に混乱しておりまスガ

 私の第4守護団の者達ニ対応させてオリ

 暴動などは起こってハおりません。」


全く俺も何でこんな胡散臭い奴を

作ってしまったのだろうか・・・・・って


・・・・・・・・・・ん?なに?

今、何だか聞き捨てならない台詞を聞いたぞ

国の周りが森に・・・・・?

・・・・・ハァ!?


マジでこの夢どうなってんだ!?

長くなりそうなので後半は

また次回書きます。(*'∀`)/

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