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源三とてん
源三は思った
・・ほう、これはめずらしい・・どうみても未成年・・少女・・高校生ってとこか・・
そして声をかけた
「ねえちゃん、なに買った?」
てんがなんのためらいもなく答える
「はい!単勝で1点買いましたぁー、エビダッピー!」
「エビ?・・・」と一瞬考えた源三がにやりとして笑い始めた
「フッ、ハハハハハハハハ」
「アハハハハハハハ」 一緒にてんも笑う
「ねえちゃん、おもしろいな」
「でしょう、でしょう」
「ああ・・・でもねえちゃん、単勝はいただけねえな、このレース、勝つ馬は決まってる」
「・・・1枠1番の・・キングリート?」
「その通り、このレース、キングに勝つ馬はいねえ」
「ふ~ん、・・・そうかなぁ~」
「キングリートはスタートして先頭に立って逃げる逃げ馬、エビはスタートして最後方につけて
最後の直線に入って大外から一気に差してくる差し馬、たしかにキングがエビに差される可能性はゼロとは
いわねえ、だがこの競馬場は小回りコースで最後の直線が短い、差し馬には不利だ」
「うん、たしかに・・・でも、エビが勝つもん!」
「ねえちゃん、えらい自信だな」
そして、レースのスタート時間がやってきた




