2/25
的場 てん登場
「あー気持ち悪~、あったまいってぇー」
小笠原がふらふらしながら学校へ向かう、昨夜の高級ワインがまだ体に
よどんでいる
「しかし、高級ワインうまかったなぁー」
とつぶやきながら職員室のドアを開ける
「おはようございまーす」
とけだるくあいさつをして倒れこむように自分の席に座ると同僚の教師が
やってくる
「お!どうしました?小笠原先生?二日酔いですかー?」
「いや、・・そんなことないですよ~」
「うそ、うそ、顔に書いてますよ、飲みすぎって」
「えっ!」
と顔を手でさわり確認する、書いてるわけない、とその時
「小笠原先生!」
二人のふざけた会話がきにいらないのかきつい口調でそばにいた女性教師が
声をかける
「転校生が応接室で待ってますよ!」
(そうか、今日、転校生がくるんだ…)
「あ…はい、行きます」
二日酔いをふりきるように首を回し応接室へ、ドアを開ける
「あ、おはようですぅー」
どこかで見たような少女が立ち上がりあいさつをする
「ん? どこで会ったっけ?」
「はい!」
「どこだっけ?」
「あそこですぅー、あ・そ・こ」
「…競馬場?」
「あ! あたりですぅー」
「も…もしかしてワインの」
「はいー!」
「え! うそー、きみが転校生?」
「はいー、転校生ですぅー、的場、的場てん、ですぅー」




