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天使の買い目  作者: pureko
10/25

ひかる、キレる

「このあいだはごめんね」



登校中、ひかるがみかに謝る



「ほんと、ごめん・・・的場さんも、ほら、ちゃんと謝って!」



と言ってひかるがてんをにらむ



・・・てんがぺこりとおじぎをして




「ごめんですぅ~」




と、とても反省してないように謝る




「・・・あ・・ま・・とにかくホント悪かったって思ってる・・だから・・・」




と言いかけたとき、みかが言った




「もう、やめてくれるかなー、こういうこと」




「え?」




「あなたたちがどう思ってるか知らないけど、わたしはあなたたちのこと友達と思ってないから、


だからもうやめて、もう二度と家にこないで!もう話かけないで!」



と言うと二人を置いてすたすた歩きだした




そのうしろすがたにひかるが叫んだ



「なんでそうな態度しかできないの!」



みかが立ち止まる、しかし、ふりかえりはしなかった



その背にひかるが続ける



「あなたはそう思ってるかもしれないけど・・わたしはみかのことよく知ってる、一年の時は勉強も



すごくできたよね、わたしより成績がよかった、友達もたくさんいたし、みんなともよく話す明るい子



だったよね」





「・・・・・」




「なにがあったの?なんで?教えてくれてもいいじゃない!なにもできないかもしれないけど、チカラに



なりたいのよ、ほっとけないの!」




「・・・・・」




みかは立ち止まったまま・・・なにも言わない・・・が




二人を置いて歩き出した



・・・・しばらくだまっていた二人だが・・・てんがぼそっと言った



「原因は・・・あのお母さんよね・・」




「うん」とひかるがうなずく



そして小さな声で言った



「絶対、このままにはしない・・・」












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