事件
あの日事件は起こった。
私の家族は、4人家族。東京在住。大学2年生の私、哲郎、中二の妹、希
そして、母と警視庁の刑事の父である。この4人家族でいることが一番心が安らいだ。
しかし、それも長くは続かないという事は思いもしなかった。
2010年6月15日その日は休日でコンビニでバイトしている哲郎以外は家にいた。
朝9時家を出た。哲郎「あー。面倒だなー。休みなのに」なんていいながらバイト先へ。
バイト先に到着し10時開始。その日は先輩と二人のバイトだった。
「先輩、今日は暑いですね。」「そうだね」なんて言いながら時間は過ぎた。
午後六時仕事も終わり「お疲れ様でした」と言ってコンビニを出た。
出た瞬間先輩に呼び止められ一緒に夕飯を食うことになった。
「いいですよ」と答え、母にご飯はいらないという連絡を入れることにした。
「あ、もしもし今日晩飯いらんから」母「わかった。なるべく早く帰ってきなさいよ」と言われ
電話を切った。そして先輩に連れられとある居酒屋に入った。
店主「いらっしゃい。ご注文は」 先輩「じゃ、とりあえずビール2つ」
と言い席に着き落ち着いた。着くといきなり「哲郎相談があるんだ」と言われた。
「何ですか」「バイト辞めて就職しようと思うんだ。どうかな。」
「いいじゃないですか。いろいろ手伝えることがあったら手伝いますよ。」「ありがとう」
「さあ、相談はこれで終わり。食べよう。」とか言いつつ時間は過ぎそろそろ帰ろうかという感じになった。帰り際よろしくと言われ別れた。別れた時すでに9時をまわっていた。
そして家に到着。ドアを開け家に入る。その時異変に気付いた。
「うん?」それは、いつも話し声が聞こえてくるのに何も聞こえないほど静かだった。
慌てて靴を脱ぎ玄関を上がった。今までにない緊張感で全身震えていた。
リビングに続くドアを開けると言葉にならない光景だった。父が首をつり、母と妹が血を流し倒れていた。
すぐ、救急車と警察を呼んだ。病院に運ばれたがすでに息はなかった。
すぐに現実に引き戻され涙があふれ「いったい、どうして。何があったんだ」
という言葉が出てきた。それと同時に犯人を捕まえて「復讐」してやると強く思った。