カラスのおくりもの
一匹のカラスがいました。
カラスは、キラキラしたものが好きで、拾っては自分の巣に集めることをしていました。
ある時、キラキラしたものを探しているとき、窓越しに少女が悲しい目で空を眺めているのが見えました。
カラスは、勇気づけようとキラキラしたものを一つ分け与えることにしました。
窓が少し開いているので、そこに銀色に輝くネックレスを置きました。
少女は、少しうれしい表情になりますが、悲しい顔に戻ってしまいます。カラスは不思議でたまりませんでした。人間はキラキラしたものを見れば、誰だって喜ぶと思っていたからです。
カラスは次の日、指輪を持って行きます。人間はこれを渡したとき、喜ぶ光景をたくさん見たことがあるからです。
しかし、少女は暗い表情のまま。
カラスは考えました。
キラキラしたものではないものが少女にとって喜ぶものかもしれないと。
カラスは、まつぼっくりを持って行きます。
少女は首を横に振りました。
これはいらないという合図です。
次の日、カラスはどんぐりを持って行きます。
少女は首を横に振ります。
その次の日、カラスは木イチゴを持って行きます。
少女は首を横に振ります。
カラスはもう一度、キラキラしたものが探すことに決めました。
しかし、そう簡単に少女が喜びそうなキラキラしたものが見つかりません。
カラスは困り果ててしまいました。
とりあえずキラキラとしたブローチをクチバシでくわえながら向かっていると、少女がいる白い建物から背が高い女性と男の子が出てきました。男の子は元気がなく、背の高い女性がなぐさめているところでした。男の子は手紙を持っていました。その手紙はキラキラとした装飾が着いていて輝いていました。
カラスは男の子に近づきました。
男の子は驚いて手紙を置いて、逃げてしまいました。
カラスは、その手紙をくわえて少女のところに向かいました。
少女はいつもとくぁらずに悲しい目で空を眺めています。
カラスは手紙を少女のベッドの上に行くようにクチバシを離しました。手紙はうまく風にのって、少女のベッドの上に
少女はその手紙を読み、涙ながらに「ありがとう、ありがとう」とカラスに言って喜んでいました。
その笑顔を見たカラスは、少女が喜ぶ、キラキラしたものを探す旅に出かけました。
カラスは旅のなか、金色に輝く手紙を見つけました、
それをくわえて、少女のところに向かいました。けれども、少女はその部屋にはいませんでした。
カラスは周りを見渡すと、元気になった少女の写真とブドウが窓際に置かれていました。




