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ハーフワーウルフ、ノエリアの成長

母ミルナはドラゴンのリムロスと、ある契約を交わしていた。

ミルナは行く当てがなかった。王国の息のかかっている町へ行けば

脱走した罪人として捕縛されてしまう。


そこでリムロスの火山ダンジョンの裏側に存在していた

今は使われていない小屋を再利用する事となった。

リムロスは冒険者達から入手した宝物をミルナに分け与えていた。

そして街道を往く商人に交渉して宝物を販売し食料など購入していた。

ハイエンシェントは基本的に無機物を召喚し具現化するものだ。

従って料理などを作るような芸当は出来ないのだ。

なによりも繊細なレシピを具現化するのは、ほぼ不可能に近い。

山小屋にはハイエンシェントによる魔法陣が設置されており

ノエリアが眠りに着く頃ミルナは栄養を考えた料理を作り

その魔法陣から塒へと直接転送できるエンシェントストーンを持っていた。

つまるところ、食事はミルナが用意しリムロスに託していた。

知らぬはノエリアのみ。


そしてこれが重要なのだが、お宝は多めに行商人との取引しており

金銭がどんどんたまっていった。

この理由は後の章で述べる。

数年間何事も起こらず、この生活が続いた。

相変わらず富と名声を金を求め冒険者は無謀にも

エンシェントドラゴン狩りへと来る。

今までは守られていたノエリアもリムロスの許しを得て

実践に加わる事となっていた。

ノエリアは人間語も、たどたどしいながらマスターして来ていた。

冒険者が言う「なんだ?ケモミミ族がいるぞ?

ドラゴンテイマーってところか?」


ノエリアは言う。

「リムロス 危害加えるもの ノエリア 容赦しない。」


先頭の戦士が言う。

「こんなかわいいお嬢ちゃんに何ができるのかな?

悪いけど、かたずけさせてもらうよ。」

戦士は構える。


『一億℃のプラズマの玉よ顕現せよ。』

ハイエンシェントを詠唱したノエリアの前に

青白く輝く光の玉が出現する

戦士に向かってそれは勢いよく飛んでいった。


ジュッ!


刹那、戦士は跡形もなく消えた。

「さぁ 次は 誰。」


沈黙が流れる。冒険者たちは一瞬の理解不能な出来事に驚愕の表情のまま固まっている。


そこで後衛の魔術師が滝汗を流しながら声を発する。

「ま……間違いない。聞き取れない詠唱……あれはハイエンシェントじゃ。

なんという化け物を相手にしてしまったんじゃ……。失われし古代魔法。

我々の行使する、魔法は魔力量によって使える魔法は限られる。

しかしハイエンシェントは具現化魔法。魔力に依存しない。

威力の桁も違う。儂はここで撤退する事を提案する。

最も、メンバーのおぬしらが戦う決断を下したとて儂は離脱する。

命あっての物種じゃからな。」

その言葉を受けPTメンバーは引き返すことを決めた。


「ダンジョンで得た宝物 ここに置いていけ。」


冒険者達は、それぞれバックパックから全ての宝物を床に置いた。


「そなたが、命乞いを受け入れてくれる人物で感謝する。」

魔法使いはそう言うと冒険者一行はダンジョンの方角へと戻っていった。


塒に静寂が訪れる。


『ねぇリムロスどうだった!』

瞳を輝かせノエリアは言った。


『うん。随分と使いこなせるようになりましたね

圧のかけ方も非常に優秀でした。』


そう言うと臨戦態勢だったリムロスは寝そべった。


『えへへ……♪』

ノエリアは上機嫌だ。


『さぁそれではご飯を食べましょうか。』

リムロスの提案にノエリアは。はしゃいだ。

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