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魔法と剣のダリア球  作者: 澪
第一章 ダリア球で生きて行く為の礎
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第一話 目覚め

大公令嬢は兄と王子たちと一緒に悪逆非道な者から国を守る!

幸薄い女子大生、紫薄りこは、両親から「お前は私たちの子供ではない」と心無いことばを浴びせられ、憂鬱な影が頬のあたりに漂い、深い心の痛みを感じたとき、創造神スプレイディドが降臨した・・・りこの身体が光り、りこの魂は光の飛礫となって、星から星に飛翔をはじめた。地球から、ダリア球のミスティーナ国に転移し、コールマン大公の妻、フローレスのお腹に宿る。転移した、りこ(コールマン大公の長女クリスタルとなった)は、ミスティーナ国を愛溢れる美しい国にするため、コールマン大公・コールマン大公長男オーウェンとともに奮闘する。人々が幸福に過ごせる国をめざして!


 お前は私たちの子供ではない

 心が痛み………憂鬱な影が頬のあたりに漂う


 りこの壊れそうな心は見ないで!!!


 神様助けて!!!

 りこは、深い悲しみにとらわれ・・・


 ………その時、りこの身体が光り、魂は光の飛礫となって、星から星に、地球からダリア球へ飛翔した。

ダリア球のミスティーナ国に、飛んだ光の飛礫は、コールマン大公の妻フローレスに宿り光輝いた。





 青空が広がり雲は真っ白に輝いている


 ここは?


 りこが周りを見渡すと美しい花に囲まれている

 この花は・・・ダリア!!!


 きれい・・・! ダリアの花園にいるのかしら・・・ 


 どこまでも続く花畑

 どこを見てもダリアが一面に広がっている



 あぁ――

 す・て・き!



 ここ何処?

 わからない?

 何も思い出せない???




 突然    

 吸い込まれるように眠りに誘われた




 夢なのかしら?

 あれ?

 さっきと同じ場面?


 誰かいる

 誰だろう?

 何か言っているの?

 聞こえない

 あなたは誰?



 身体が動かない状態のまま

 また 眠りに襲われ眠りについた




「きいているのか? 創造魔法・空間魔法・光魔法をさずけたぞ」


「聞いているのか?」




 ずっと・・・ここで暮らしたい

 ダリアに囲まれて・・・





 少しずつ意識を取り戻していく




 あれ! 私! 誰だろう?



 ベビーベットの中!

 ベビーベットって?

(あー、おしっこがでてるー! うぇー、生暖かい!) 


 誰か来たみたい

 誰!!



 扉が開いた音がした。

 ……美しい男性と女性が目の前にいる。男性は、シルバーの髪にライトパープルの瞳で、見目麗しいお顔です。見とれてしまう。おっとっと、見惚れすぎた。女性は、ピンクの髪にシルバーの瞳で美しい。お二人はなんてお似合いなのでしょう。


「クリスタルおはよう! 今日も世界一かわいいわー!」

(あっ、私はクリスタルという名前なのね。あのあのあのあの! おしっこどうにかしてー。気持ち悪いようー!)

「クリスタル、ごめんね! お仕事で出掛けるから、お留守番していてね! アーライ、後はよろしく」

(そんなー!)安心させるように、優しく微笑んで、その場を去った。

(は、いいが。どうするのー? 自分でどうにかするか。うぅ、動けない? なんでー!)アーライが近づいて来て食事と○○○を交換し、部屋を整えアーライも出て行った。(ふぅ、綺麗になった。ありがとアーライ。私は赤ちゃんだった。忘れていたわ。はぁ、不便だなぁ。お腹一杯になったからいいか。それにしても今日まで天井しか見てないなぁ。天井の絵、フレスコ画かな?)とても穏やかな顔で二人より添って、まわりにはダリアの花が大胆に描かれている。そのフラスコ画を輝かせるように、中央には豪華なシャンデリア輝いていた。まだ赤ちゃんの私は、あまり起きていられない。寝ることを優先します。







 時は立ち、

(言葉はわかるけど日本語しか話せないのだろうか? まだ、試していない。今日こそは試してみるかな…… 三歳になったことだし……退屈だ! 誰かとお話したい! 今日まで(あ―、アゥ―)喃語しかしゃべってない! パパ、ママ、この世界でも通じるかな? チャレンジしてみよう! 早くお父様とお母様来ないかなぁ)


 扉の開閉音が聞こえてきた。

(よーし! パパ、ママ攻撃だ!)

「クリスタル、おはよう」

「ぱぁ―ぱぁ―、まぁ―まぁ―」

 驚いた顔で見合わせる、スタンリーとフローレス。

「クリスタルがやっと、パパ、ママって言ったわよ! スタンリー聞いた?」

「フローレス聞いたよ! パパのほうが先だね!」

「あり得ません! 同時ですわ! こんなかわいいクリスタルが生まれて私は幸せ、これからが楽しみですわ!」

 両親は喜びに満足しているように微笑んでいる。

「ぱぁ―ぱぁ―、まぁ―まぁ―、……本が読みたいです!」

 スタンリーとフローレンスは一驚する!!!

「えっ? え――? ……クリスタル? しゃべれるの?」

 淑女のフローレスの言葉遣いではなかった。

(おー、通じた。はっきりしゃべりすぎたかな? ヤバイかな?)

「驚いたが…さすが私たちのクリスタルだな! 意想外なこともあるものだな」

 愛情のこもった表情でスタンリーはクリスタルを見つめている。

「スタンリー、図書室をもっと充実させましょう」

 スタンリーとフローレスは手を取り合って喜々としている。

「クリスタルは並外れた才能の持ち主に違いないわ! これからが楽しみでならないわ!」

 優しい両親、優しいお兄様に囲まれてクリスタルは幸福感に浸っていた。

「クリスタル、こっちにおいで!」

「おにいたま!」

 たどたどしい歩き方でオーウェンに向って歩く。

「クリスタル、今日は何して遊ぼうか?」

「魔法! 魔法見せて。おにいたま」

「どの魔法が好き?」

「お水の魔法!」

「クリスタルは水で遊ぶのが好きだね。今日はずぶぬれになってはいけません。いいですか?」

「あい! おにいたま」

生活魔法『ウォーター』

「きゃはきゃは、水がでた!」

「こらこら、濡れちゃうよ。クリスタル」

「きゃはきゃは」

 クリスタルはオーウェンに抱き着いて魔法を楽しんでいた。



 クリスタルのいる国は、優劣はあるが殆どの国民は魔法が使える。ミスティーナ国の国教はピースファル教といい、創造神スプレイディドを神として信仰している。

 王弟殿下だったスタンリーは大公となり、

 スタンリー・ロス・コールマンが私の父! 

 アディンセル国の王女だったフローレスは大公夫人となり、

 フローレス・ロス・コールマンが私の母! 

 兄は、オーウェン・ロス・コールマン! 

 私は、クリスタル・ロス・コールマン! 

 スタンリーはミスティーナ国で大公として、王都近くのコールマン領を治めています。



 この世界では、五歳になると教会の洗礼式に参加し、洗礼を受けなければならない。洗礼が終わるとお披露目パーティーを、領地で行うことが習わしである。昔は、十歳だったそうだが、才能の開花に影響が出たらしく、五歳に変更された。そのせいなのか、洗礼式は五歳だが、王国でのお披露目パーティーは十歳である。


(私には他の記憶がある。ここではない日本の記憶だ。魔法や剣のことダリア球のことも何も知らない。ミスティーナ国の事を学び大公家の皆様の役に立ちたい!)


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