結果発表
やっと!やっと時間内に投稿できました!この調子で明日も投稿していきたいと思います!
最後に何が起こったかわからないかもしれないので一応説明すると、
最後、真白が持ち出してきた銃はハイドロガン4号、つまり楽の銃だ。つまり真白は最初に楽を倒してその銃を奪っていたということだ。
実は俺はその事に気づいていた。理由は簡単だ。俺も同じ事をしようとしていたからだ。
始めのチーム戦で真白が琴音の銃を奪って攻撃してきたのを見て同じ事をしようと思っていた。しかし、初めに狙った楽は真白に倒されており、さらにその周りを見てもどこにも銃が落ちていなかった。
つまり、真白は最初の試合の時と同じように楽の銃を持っていったということだ。楽が全くその事に触れなかったのは、一応、もう倒された身でこの情報を与えるのは不公平だと考えたのだろうと思う。
真白が倒した琴音の銃を取らなかったのは多分だが大き過ぎたからだろう。持ち運ぶが大変なのだ。既に2丁持っていた真白からすれば必要のないものだったのだろう。
楽から奪った銃は俺たちの姿を見つけた時にでも隠したのだろう。
そして、俺は二つ銃を持っているだろう真白に対抗するために、鈴音がいくつか持っている水丸改を一つもらっていたのだ。一つならば小さく隠しやすく、奇襲がやりやすいと思ったからだ。
まあ本当は使うつもりはなかったのだが……
真白が奪った4号を使わずに勝負するなら俺も使わず負けを認めようと思っていた。だから初めは負けを認めて何もせずに撃たれようと思ったが、何故か弾が出ず、4号を取り出してきたので俺も鈴音の水丸改を使ったということだ。
「あーそうだよ真白、何で弾の数が……」
「おーす幸一!」
弾数が少なかった理由を聞く前に急に現れた琴音がそれを遮った。
「勝負が終わったみたいね、どっちが勝ったの?」
「一応、俺かな?」
少し不本意な勝ちでは合ったが
「ふーん、そうなのね……じゃあ、はい!」
「はい?」
琴音は銃を俺の顔に向けた。
「どーん♪」
機嫌のいい琴音の声と同時に俺の顔に水が噴射される
「ぶはっ!?」
海水が目に沁みる!?
目をこすり目に入った海水を取り出し
「何すんだ琴音!」
当然、怒る。
「あはは、ごめんごめん。でもこの試合これで私の勝ちね!」
「はい?」
何を言っているんだこいつは?
「あのね幸一、私、本当は真白ちゃんに倒されてないのよ。そもそも真白ちゃんに私はあってすらいないわ」
「え?でもお前、倒れてたじゃん?」
「別に撃たれても倒れるルールはないでしょ?」
それはずっと俺が突っ込んでいたやつだ。
「ちょうど倒れていたらあんたが来たからラッキーだったわ」
「ラッキーだったって……」
「さっきの試合で撃たれたらみんな倒れる演技をしてたからもしかしたら騙せるかなと思ってたんだけど中々誰もこないもの暑くて本当に倒れそうだったわ」
さらにこの試合でも楽が倒れていたせいで余計に思い込んでしまっていた。
「で、でも、嘘だって気づかれた時はどうするんだよ?」
「その時は普通に戦うわよ。あんた無防備にあたしに近づいてきたから絶対騙せていたと思ったわ。それに真白ちゃんにやられったて言えば無口だからバレないと思ってたのよ」
そこまで考えてたのかこいつ……真白の場所を聞いたときも答えなかったんじゃなくて答えられなかったということか
「じゃあ何で騙した後すぐに俺に攻撃しなかったんだ?あの時に攻撃すればよかっただろ?」
「それはあんたが他の子を倒してくれればいいかなって、鈴音は昨日からこそこそ何か作っているし、真白ちゃんの実力はわからなかったし」
最後の一人になるまで隠れようとしていた鈴音といい俺を騙して人の力で勝とうとするこいつら姉妹だけあって、やっぱりどこか考える事がにていたが、姉の方が凶悪だった。
「実際に真白ちゃんも鈴音もあんたが倒してくれて楽にこうして優勝できたわ」
たかが遊びの勝負でここまで策をねっている琴音に少し引いていた。
「何よその顔!勝ったんだからいいでしょ!」
まあ確かにそうだ。見事と言えば見事だ。それならお約束にしたがい……
「恨んでやる……」
いいながらうつぶせに俺は倒れた。
優勝者が決まり負けた奴らもぞろぞろと集まって来た。
「いやーお姉は本当にずるいっすね」
「海でずっと隠れようとしてたあんたに言われたくないわよ!」
「……もう誰も信じられねえ」
姉妹が言い合ってるなか、真白に騙され、結果の一部始終を聞いて闇落ちしかけていた。
「あ、そうだ真白、何で最後の俺との勝負の弾数が少なかったんだ?」
「忘れてた」
「それだけ?」
「そう」
呆気ない答えだった。
つまり、楽を倒してからリロードをしなかったということか。
「9発あったから」
まあ要するに、怠惰だったということか。用心深いように見えたが意外だった。
「次は負けない……」
まだまだやる気だった。負けず嫌いが多いメンバーだった。
「そうっす幸兄ぃ次は負けないっすよ!」
「私もちゃんと戦いたしね」
何でそんなやる気なのみんな?
俺は結構疲れてるんだが……
「まあ、おっさんもまだ来てないし……」
バーべキューをしてくれるはずの俺の叔父七瀬和久ことおっさんは午前は店の用事がまだ済んでいないと言うことで来ていなかった。
「まあ、あと一回くらいならやってもいいか……」
「じゃあルールは同じで始めましょう!スタートは解散してある程度時間が経ったらね!」
相変わらず雑なルールだ。
「じゃあ、始め!」
そうしてバトルロイヤル第二回戦が始まった。
しかし、この勝負は一瞬で一人の圧倒的な力によって開始そうそうで終わった。
それは先ほどの試合で誰の言葉も信じられなくなった楽だ。
駆け引きも騙しも何一つ通用しないくなった楽の前では誰一人として勝負にならなかった。
そこには絶望的な戦力の差しかなかったと後に全員が語っていた。
ただこの勝負が終わってスッキリしたのか騙された事も一緒にスッキリ忘れていた。
やっぱりバカだと重いつつも元に戻って少しほっとしていた。
何て事をしているとおっさんの車が到着した。
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