第3話
2047年-6月5日 SHION_SIDE
少女と男性が現れた。少女はアイナと名乗り、男性はブリングと名乗った。
見た目は日本人に見えるのだが、外国人なのか?
にしては日本語がペラペラだが…。
アイナ達は言った。ウイルスを持った獣には気をつけろと。
適合者以外が噛まれると感染し、化物になると。
該当する記号の適合者が噛まれたら力が覚醒し、獣を打ち消し力を得るのだという。
ブリングの指示のもとで建物がある所へと案内された。
そこの方が安全だという説明だった。
ブリングに付いていった建物には他にも避難者がいた。
食料が少ないからちょっとずつ食事を取る事を推奨された。
この状況下で食料を探しに行くのは無茶という物。いつ化物に遭遇するか分からない。
アイナとブリングは他に適合者が居ないか探しに行くと言って、外へと出た。
それから数時間後、何かの影が近づいてくる。子供か?と思って近くの男性が扉をあけた。
それは、記号の印が付いたウイルス獣だった。
男性は急いで扉を閉めるも間に合わず、獣は入り込み人々に襲いかかった。
紫音は少し前にブリングに手渡された武器で獣を追い払う。
紫音も怯えている、しかし任されたのは自分だと。
しっかりしなきゃと、自分に言い聞かせて獣を人から遠ざける。
しかし、獣の反撃により紫音は傷を負ってしまった。
そこへ駆けつけたアイナにより助けられるが、選択肢は二つと宣告されたのだった。