7/19
始業式と生徒会!?(1)
「やっと、着いた…」
歩くこと5分、やっぱり広いなぁと思いながら体育館に到着した。俺らは最後の方だったのか、体育館の中は殆んど人で埋まっていた。しかし、なんか俺らが歩くたびに皆がこっちをチラチラ見てるような…不思議に思い、聡に尋ねた。
「なぁ、なんでこんなに注目浴びてんだ?いっつも最後らへんのやつはこうなのか?」
その言葉に驚いたように顔を真っ赤にしながら聡は答えてくれた。
「違うよ!え、と、それはびゃ、白夜君がカッコいいからですよ!」
「?」
俺は自分は平凡顔だと思っているんだが…
「そうか、俺の顔普通じゃね?」
「あぁ、無自覚か、尚更たちが悪い。」
呆れたように言われたが、俺には全くなんのことか分からない…
そんな俺に聡は、
「あぁ、もういいよ!そんなことよりそろそろはじまるみたいだよ!」
「本当か、俺生徒会の人どんな人か楽しみなんだ♪」
そんなこんなで、始業式が始まるのであった。