#1-0 ~主な登場人物・地名 紹介~
< 国家と勢力図>
・衛国 盟主:王 凱
志文たちの祖国。文化は古く、腐敗と衰退が進む弱小国。初期兵力は歩兵主体。
・魯国 盟主:魯 王 猛(ろ おう もう)
東の大国。堅牢な重装歩兵と莫大な物量。保守的で強圧的。
・沙嵐国盟主:沙嵐 王 騎(さらん おう き)
西の騎馬大国。機動力の高い精鋭騎馬隊と奸計を得意とする。
・玄岳国盟主:玄岳 王 牙(げんがく おう が)
北の防衛大国。山岳戦と寒冷地戦術に特化。強固な防衛線を誇る。
・南黎国盟主:南黎 王 馨(なんれい おう けい)
南方の海国。水軍と豊富な兵站。外交と情報戦に長けた軍師が多い。
・景国 盟主:景 王 厳(けい おう げん)
中原の要衝を抑える強国。鉄騎兵団が精強。
<衛国の人々>
・伯 志文
主人公。当初は一兵卒。冷徹な知略と無限の武力を隠し持つ。妹たちへの愛が唯一の人間性。軍の腐敗を一掃し、天下を目指す。
・伯 月華
志文の長妹。家門の内政担当。
冷静沈着で理知的。兄の最大の理解者であり、堅実な性格。
・伯 雪華
志文の末妹。可憐で純粋。甘えん坊。
・李 芳蘭
志文の戦友。百人将。義理堅い武人。槍術の達人の女性武官。後に志文軍の「猛槍」となる。志文の規格外の才能と覚悟に強く惹かれる。
・劉 勇
志文の同期。一兵卒。臆病だが情に厚い一般兵。戦場の過酷さに苦悩するが、志文の武勇を見て、徐々に忠実な部下へと成長していく。
・陳 豪
志文の戦友。百人将。粗野で単純な猛将肌。当初は志文の知略を軽視するが、龍牙関の戦いでその実力を認め、戦友となる。
・袁 興
衛国総大将。志文の政敵。傲慢で無能。保身第一。衛国軍腐敗の象徴。志文の昇進を阻み、暗殺を企てる。
・周 赫
王都の貴族。袁興の側近。陰湿な策謀家。知略は凡庸だが、貴族社会の情報網と私財を使い、志文を陥れようとする。
・衛徳
衛国国王。凡庸だが、情に厚い。袁興の機嫌を伺いつつも、その実、名君になりたいと思い、袁興を排除したいとも思っている。
・韓 忠
衛国 軍師将軍。経験豊富な老将。衛国の数少ない良識派。志文の規格外の能力を認めた後、協力者となる。
・胡 麗
王都の遊女。情報収集者。美貌と機知に富む。王都の貴族の裏情報に通じている。謎めいた背景を持つ。
< 他国の人々(国別)>
[1. 魯国: 東の大国]
・魯 王 猛(ろ おう もう)
魯国の国王。剛毅果断だが、短気で武力に偏重。魏鉄山を深く信頼している。
・魏 鉄山
魯国の大将軍。武力一辺倒の猛将。統率力は高いが知略に欠ける。
・公孫 穆
軍師。知略のライバル。陰湿な奇襲戦術を得意とする策士。自身の知略を過信し、志文に冷徹な知略戦を仕掛ける。
・羅 漢
魏鉄山の腹心。将軍。鉄壁の防御を持つ武将。粘り強く、志文の昇進のたびに立ちはだかる宿敵。
・朱 炎
諜報部隊長。美貌と冷酷な情報戦を得意とする女性武官。魯王猛の直属の部下であり、志文の計画を水面下で妨害する。
[2. 沙嵐国: 西の騎馬大国]
・沙嵐 王 騎(さらん おう き)
沙嵐国の国王。野心家で機略に富む。
・馬 淵
沙嵐国の大将軍。精鋭騎馬隊を率いる。騎馬戦の達人。圧倒的な機動力と速度で敵を翻弄する。戦闘狂の気質を持つ。
・烏 蓮
沙嵐国の諜報・外交担当。妖艶な魅力を持つ女性外交官。言葉巧みに各国を離間させる。志文に好奇心を抱く。
[3. 玄岳国: 北の防衛大国]
・玄岳 王 牙(げんがく おう が)
玄岳国の国王。慎重で保守的。他国との戦火を避け、自国の防衛に徹する。
・鉄 豪
玄岳国の将軍。山岳戦に特化した守りの達人。堅固な意志を持ち、志文の内通の策が通用しない相手。
・白 麗
医療部隊長。冷静沈着で、負傷兵の治療に尽力する献身的な女性。戦火を嫌い、志文の天下統一の理想に微かな期待を抱く。
[4. 南黎国: 南方の海国]
・南黎 王 馨(なんれい おう けい)
南黎国国王。温和だが、水軍の運用に長けた戦略家。海洋資源の保護を最優先する。
・江 涛
水軍総帥。海戦のスペシャリスト。自由奔放な性格だが、水軍の運用では天才的な手腕を発揮する。志文の兵站線を脅かす。
・海 琴
外交官。穏やかで知的な女性。南黎国の豊富な兵站を外交の切り札として使う。
[5. 景国: 中原の強国]
・景 王 厳(けい おう げん)
景国の国王。冷徹な現実主義者。天下統一に最も近く、鉄騎兵団という最強の武力を有する。
・項 迅
鉄騎兵団総大将。天下最強の武人と言われる。圧倒的な武力とカリスマを持つ。
・鳳 儀
軍師。知略の頂点と言われる。完璧な知略を持つ、天下の軍師。女性であり、その存在は謎に包まれている。
< 地名・要所名称>
・王都・天城
衛国の首都。腐敗した貴族社会と国王の居城。
・龍牙関
衛国東側国境の要塞。魯国との国境に位置する衛国最大の関所。天然の要害である。
・伯家領・清風村
衛国東南の山間部に位置する辺境の村。志文の故郷。志文と妹たちが暮らす静かな村。
・武威城
魯国最前線の城郭。龍牙関の向かいに位置する魯国の最前線拠点。
・黒龍河
魯国・衛国間の大河。魯国との国境線の大部分を形成する大河。渡河戦や水運の重要拠点となる。その川幅と流れの速さが自然の障壁となっている。
・白狼山脈
衛国・玄岳国境に連なる山脈。衛国の北側を隔てる厳冬の山脈。食料調達が困難な兵站の鬼門。
・蒼海港
衛国・南黎国境付近の港湾都市。(南黎国側)
南黎国が支配する重要な港。海上貿易と水軍の拠点。
・鉄馬原
衛国・景国国境に広がる大平原。




