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第5話
翌朝。 アクセルが目を覚ましたとき、視界に広がったのは
――知らない天井だった。
彼は反射的に身を起こし、周囲を確認する。
武装は解除されているが、仲間たちは同じ部屋のベッドで眠っていた。
――ここは……どこだ? アクセルはエキドナを揺り起こし、昨夜の記憶を確認する。
やがて、全員で部屋を出ることにした。
廊下に出ると、仄かに漂う香りが鼻をくすぐった。
――これは……食事の匂い? 4人は匂いを辿り、広間に足を踏み入れた。
そこには、大きなテーブル。そして、その上には、見たことも
ない料理 が並んでいた。
香ばしい肉、湯気を立てるスープ、黄金色のパン。
思わず、生唾を飲む。
そのとき、キッチンから料理を運んできた男が現れた。
――尊だ。
「言いたいことはあると思うけど、先ずは食事をとって」




