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日曜日

不定期な小説なので更新はあまり期待しないでください……


今日は特に何も無い日曜日、




 AM6:45 


 「……眠い」


 そう言いながら一番早く起きてきたのはこの家族の最年少、名坂(通称弟)


 弟は、リビングルームに寒そうにしながらコタツののコンセントを入れ、


 暖かくなっているのを確認すると、コタツの中の幸せな世界へダイブした。


「……おやすみ」


 そう言いながら、また夢のセカイに沈んでいった。




AM7:00


  何も言わずに起きだしたのは、この家の大黒柱……なのかは謎だが、一応大黒柱の│聡雅さとお│(通称父)




 今日は、仕事があるらしく、いそいそと着替えを進める


 そして買い置きしておいた、健康バランス食品を食べながら無言で家を出た。




……哀れである。






AM8:50


  若干近寄りがたい雰囲気を出しつつ洗濯物を畳んでいるのは、陽子(通称魔お……母)




 一通りの家事を終えると、日課の韓流のドラマをみるためにテレビをつける


(あっ、そう言えば『春』終わって、今何もやって無かったんだっけ……)




 ガックリとしながら時計を見る。




(今は8時50分か……確か開店は9時30分だったよな)




 その事を考えた後、


リビングで名坂とその兄が寝ているのを確認し、家のドアを静かに閉め、


 自慢の愛車(父から奪い取った物)に乗り込む。




「……いざ出陣じゃーーーーーーーーーーーーーーー」






耶蘇藍 陽子ようこ、趣味は、韓流ドラマ鑑賞に父弄り……そして、パチンコである。






1:20




 三時間位前に起きた名坂は、呆れたような顔で時計を見た後、ボートで使うオールを持ち出し勢い良く階段を上った。


そして、午後近くまで寝ている愚かな兄に近ずき、そして


             


 「おきろ駄目人間」











 そう言いながら午後まで寝ている愚か者をオールで叩く         


  愚か者の名前は駈於くお


 アニメ、漫画、ゲームが趣味の廃人である。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

PM1;30




「……眠いから後30分位寝さしぇてよ~」


 ダルそうな声を発しながら、弟に文句を言う




「こんな時間まで寝ててまだ寝たいのかよ……」


 弟は呆れが凝縮された溜息を吐き出す。

「それより、この部屋寒いから早く下に降りよーぜ」

「・・・うん、わかった」

 兄は少し曲がった眼鏡を掛け、ベットから出て、兄の部屋から出る

「あれ? 静かだね、おとーさんとおかーさんは?」

 弟が後ろからドアを乱暴に閉めながら答える

「二人共いねーよ、どうせパチンコでも行ったんじゃねーのか?」

「え~、また行ったのあの二人―――」

 そう言いながら兄は階段を降りていく、弟は階段の近くにある洗面台に乗り、そして――――

「ハッ」

 階段の両端にある壁に手と足を附き腕に思いっきり力を入れた

「・・・なさか~」

 階段を下がり終えた兄は上を見上げ、心配そうな声で声をかけた。

「ん?なんだ」


「いい加減それやめない? 見ているこっちは、いつもハラハラしているんだよ?」 


「別にいいだろ、これ面白いし」


 耶蘇藍家にはちょっと変わった癖がある。

 例えばこの名坂

 バラエティ番組のサ○ケの第2ステージ辺りで出てくる「壁だけの道を自分の腕力だけで進む」 

 あれと同じような事を、毎週日曜日に行っている。

 なぜ行っているのか、などはよく分からない


他にも色々な癖があるがそれは追々わかる事なのでまた後で話すだろう


弟がゆっくりと、力を抜いて下に降りてきた。


「早くコタツの中に入ろうよ~寒くて凍っちゃうよ」

「ああわかったぜ」


二人はこたつと言う名の楽園へ急いだ。


PM1;51


  二人で楽園の中でまどろんでいる時、弟が楽園の動力コンセントがある方向をみてある事にきずいた。


「なあ、駈於、昨日まで充電していたDSが無いんだが、お前どこにあるか知らないか?」


「知ってるよ~」

「どこにあるんだ?」

「え~とね、オイラのベットの中だよ~」

一瞬、時が止まるような静寂が流れる

「……ちょっとまて、なんでオレのDSがお前のベット中にあるんだよ!!」

「昨日、朝方までポケ○ンやってただけだけど……?」

「なんでオレのDS使うんだよ!? お前も買えばいいだろ?」

「え~ めんどくさ~いし~、それに」

「それに?」

「『お前の物は俺の物、俺の物は俺の物』って某国民的アニメ番組で出てくるアイツだって言っていたじゃないか~」


弟はそれを聞いて黙り込んでしまった、そして、兄から少し離れた。そして助走つけて、一気に近ずきそして、

「ふざけんな――――――――――――」


見事なハイキックが兄の顔面を直撃した。

 





次回はたぶん駈於視点

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