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ビデオジムニー?

 テツヤが気になることを言い始めた。


「そういえば、このLJ10ジムニーの時代に幻のビデオジムニーってのがあったな」


あゆみと美香子は顔を見合わせ、興味深そうにテツヤに訊ねた。


「ビデオジムニー?それって何?」


テツヤは少し懐かしむような表情を浮かべて説明を始めた。


「ビデオジムニーっていうのは、1980年代に一部のマニアの間で話題になった特別仕様のジムニーで、車内にビデオデッキとモニターが装備されていたんだ。主にプロモーション用に作られたとされていて、普通の市場には出回らなかったらしい。だから幻と呼ばれているんだよ」


「へえ、それってすごいね。でも、どうしてそんなものが作られたの?」美香子が興味津々で尋ねた。


「当時、ビデオデッキが家庭で普及し始めていて、自動車メーカーもそういった新しい技術を活用して車の魅力を高めようとしていたんだろうね。でも、結局量産化されなかったみたいだ」


あゆみは目を輝かせて言った。「それって今でもどこかに残っているのかな?」


テツヤは首をかしげた。「どうだろうね。もしかしたら、どこかのコレクターが持っているかもしれないけど、見つけるのは難しいかもな」


三人はしばらくの間、ビデオジムニーの話題で盛り上がり、その後も時を越えたテツヤとの会話を楽しみながら、山間のドライブを続けた。


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