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死についての思索(93)

令和5年6月2日


 その、存在の在り方は、なめらかな曲線ではなく、ゴツゴツした微小な壁の曲線である。存在の誕生は、生成-在る、から、在る-生成、へ、ということであり、存在とは生成の形相物である。閉じられた生成ということができる。 denken-dichtendで閉じられた空間ということができる。それはdenken-dichtendによって膨張する空間である。そのように無限に押しだすものとしての空間であるが故に、独自の堅牢さを形成する空間である。無限に散々した、そこでは無限の隠蔽と暴露が生成されている。輪郭を破壊する隠蔽と輪郭を獲得する暴露がせめぎ合っている。光は平等に照らされている。ただし、仮象を見抜く光は、そのどちらかを常に殺害しているのである。隠蔽と暴露の無数の死骸が、そこでは空間を支配し、地形づけているといえる。

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