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死についての思索(5)

2023年2月14日


死は遺伝しないといえる。また死は知識ではないといえる。精神の基礎は最善の死を求めるところにある。思弁的思惟と行為によってその最善は希求され得る。建設的な死とは思惟を芸術化することであり、行為を模範となすことである。死の発展は連続なる死の継承が必要である。死の継承の断絶は死の思想の断絶であり、歴史的転換である。死の墓標の参詣は死の形骸化の象徴である。継承されるものは必ず墓標を伴わぬ。墓はその死の証明である。死の復活は不可能である。死の連鎖は必ず時間的であり、逆行できぬ。復活されるとすれば全く別の姿でなければならぬ。新たな死の出産は誰にも気づかれずに行われていなければならぬ。その死はある時、十分な条件のもとで露呈するであろう。その時、新しい生命が誕生し、新しい思惟へと導くであろう。思想を嗜むことはできぬ。思想の獲得は即自我でなければならぬ。

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