21/129
死についての思索(21)
2023年2月20日
新しい死の発明には無限なる羨望が隠されている。
そこには驚くべき独特の意志がある。
それは無の有限性における意志である。
無は有限の檻の中に空間を認識した時、はじめて意志が生まれる。
故に意志の親は、時間と空間である。
無の大海に光が差し込んだのである。
それゆえに悩める魂が生起した。
霊感を伴った魂であり、純粋な光線を浴びた魂である。
迂回はあろうが、いずれそれは燦然たる開花の約束された魂である。
約束した喪、その、もの、こそ、人間の覚えている最初の、その、者、である。




