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死についての思索(100)

2023年6月10日


 自己の純粋に交渉する言語を、裸体言語と表すことにする。自己に交渉するとは自己に迫るということではない。その接近に緊迫はない。そこには変態的パフォーマンスもない。歩測し、的中させるという熱中もない。

 素直な慰戯だけが蔓延っている。承認と否認のない、単なる拒否のみで判断される単純世界が開かれている。それはもう平凡という形相でかたちづくられ、生起している。ここで表す平凡とは substrat や subjectum にちかい。その周囲世界と接していながら没交渉的であるという。純然たる平凡性は、裸体言語の躍動領域である。そこでは超越的自由態としての言語が飛び交っている。私はそれを語らずとも識っている。アプリオリな信仰があるといえる。その信仰の対象は、まさに裸体言語的力動への信仰である。周囲世界は、その、中心、の運動を把握している。そこに我々以前より歴史が在って、確かに今もそこに在る、ということを識っている。中心には裸体言語の語りかけが有る。

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