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死についての思索(10)

2023年2月16日


人間の生命は本来エキセントリックなものである。人間は世界的ではない。人間は世界から離心的に存在している。人間世界は即、世界ではない。世界の原理は人間の原理ではない。人間は世界にとっての異物であるかも知れぬ。世界には迷惑極まりない存在かも知れぬ。脱魂的な世界には人間の魂は理解できまい。人間の魂は技術的である。よってそれは人生に処する能力となって己の手中にあるときにだけ感じ取れる。地下室の魂でも天空の島でも人間の魂の色彩は変幻自在である。統一的色彩もあれば、二重、三重の色彩もある得る。人間の魂は、そのように生産的であり、世界に対して闘争的である。魂の要求はその色彩の支配である。故に人間は世界に敵対していると言うべきである。

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