落書き0041-0050
0041
夜空を切り裂くあの星の欠片みたいに この身一つで駆け抜けていく
例え燃え尽きて消えてしまうとしても その速さで飛んでいきたいの
0042
君の愛でありたい。
求める物は愛でいたい。
夢でも現でもその全てを信じたい。
生まれてから死ぬまでを在るがままに委ねたい。
0043
自分の自由さえ投げ出して 嫌いになるまで笑っていて
0044
2298年、十の暦。
南の空に彼願の兆流が現れる。
その時、火網に残された人々は月の災厄に晒されるだろう。
避ける術は無く、また耐える術も無い。
翼を持たぬ神人は地に縋りつくことで生き永らえるのだ。
0045
絶望には希望が必要だ。
絶望するには希望が消えるまで信じ抜くしかない。
希望には絶対がない。
全ての希望は可能性という数字によって裁かれる。
0046
斬る――
触れるものを
近づくものを
邪魔なものを
何の意味も無く
何の理由も無く
何の制約も無く
その純粋な鋭さで
その真剣な閃きで
その刹那の一瞬で
刃を経て 残を断つ
0047
乙夜に弔い 身命に処す
俯角三景 幽玄至極
0048
ずっと問い続けていた。
自分にも。
誰かにも。
世界にも。
答えなどないと知りながら。
納得できないと知りながら。
それでも、問い掛けずにはいられない。
然したる思いは、まだ万華鏡のように揺らめいている。
0049
余計な御託はもう十分。
無理は承知、無茶は当然。
元々、此処はそう云う処だ。
心と一つと体一つ。
それだけあれば、足掻くくらいはやってやれるさ。
0050
その獰猛で堅強な野獣に似て
孤高を愛して群れは好まず
一度敵を射抜けば一切の容赦はしない
己の爪牙さえも惜しげもなく振い翳すその様は
荒ぶる猛虎をその身に宿した美しい獣と化す