落書き0081-0090
0081
悪魔に堕ちても貫けるか?
天使を殺しても貫けるか?
0082
私の物になりそうにない貴方が好き。
0083
やがて偶然が終わり、たった一人の旅が始まる。
誰も待ってくれなくて、自分でももう止まれなくて。
誰も知らない僕だけが、僕の知らない君の瞳に映っている。
0084
罪が私を裁く
禁じられた法に触れたからだという
神が定めた法
それを証明するのは人が定めた法
罰が私に下る
由緒なき法に記された不問の罪状
神が下した罰
それを執行するのは人が下した罰
0085
今はもう覚えていない
純粋なまでに無邪気な笑い方を
一体何時失くしてしまったのか
幼い頃は覚えていたはずなのに
今はもう覚えていない
0086
その不幸を理解するには、君はまだ幼過ぎたのだ。
0087
ふっと風が通り過ぎる刹那。
ふっと私は肝心なことに気付く。
それはもう風のように過ぎ去ってゆくけど。
0088
真っ赤な噴火口に滾る劇薬
血よりも紅く、鉄よりも熱いその血潮は
荒ぶる俺の魂を炎玉に似た真紅に染めてゆく
0089
涙と血と雨と、後悔に染まる刃。
胸に突き刺さった剣を抜くものはいない。
0090
私は救われない
何もないから救われない
私はこの世界に耐えられない
期待はしない
誰にも救われない
自分にも救われない
この世界は救われない
骸骨が笑って骨になるだけ
救ってみせてよ
誰でもいいから救ってみせてよ
私でない誰かを救ってみせてよ
まだ希望があることを誰か教えてよ
次で終了!