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122. ときめいて静かに



ときめいて静かに

それは真夏の夜のこと


低い天井の扇風機が緩く回っていて

生温い空気を浅く攪拌している


あなたは日焼けした素肌を晒したまま

私の小さく紅い唇をふさぎ

私は広いあなたの背中へと

白く細い指を這わせる


あなたはどこまでも深く私を求め

私はあなたと共に……


嗚呼、

あなたは私の愛しい人

誰よりもかけがえのない存在

なのに

私たちはどこまでも罪深く

決して神の赦しを得られないまま

この真夏の底へと落ちてゆく


それは真夏の夜のこと

ときめいて静かに……



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― 新着の感想 ―
[良い点] アダルティック! これは禁断の恋の香りがしますね…… 日焼け男なところで色々想像してしまいます(偏見
[良い点] 素敵な詩ですね! とっても艶めかしい!! 情景がとても良く伝わってくる分、『罪深く』にドキリとさせられます。 不倫……?
[良い点] よう子お姉さま、こんばんは! 久々の微笑まん、嬉しいです。 う〜む、神の赦しを得られないというところがミソですね〜。 想像力を掻き立てられます。 はっきり書かないところがイイのですね。 …
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