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焦り。
今回は私、鈴木由美子からの視点となります。
秋田の店舗へ来て二日目。
まだまだここの店舗の動き方が身についていないせいか・・・失敗が目立つ私。
白石さんは
『まだ、ここの店舗の勤務が二日目ですし、ここへはこれからも定期的に来る事になるので、次回来る時までに体に覚えさせるといいと思いますよ。』
と・・・。
でも・・・。自分の中ではすぐにでも慣れたいという焦りがあって、更に失態を招く事に・・・。
『うーん・・・。鈴木さん、書き漏れと・・・これは私も読めないわ。』
春崎さんの一言で私は焦っていた事もあり、書き漏らしと自分しか読めない時で契約書を作成してしまうという失態に気がついた。
『も・・・申し訳ありません!至急書き直します。』
読めなくなっている処を手直しし、白石さんにチェックをして貰い、再度手続きを進める私。
よりによって自分しか読めない様な書式を作成してしまうなんて・・・。
私の頭の中はその事だけでいっぱいいっぱいになり、結果としてまた失敗をし、周りに迷惑をかけてしまうことになった。