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仕事二日目
そろそろ時間か・・・。
僕は時計をみつつロビーへ。
既に鈴木さんは居た。
鈴木さんは昨日僕が書いた見積書の見本を頭にいれている様で、僕に気がついていない。
そっと鈴木さんがいるソファの後ろに立ち・・・
『おはようございます。』
凄く驚いていた。
『お・・・おはようございます・・・』
体がびくっと・・・そんなに驚かなくてもと思うほどの驚き様。思わず、
『すみません。かなり驚かせてしまったようですね・・・。』
その状況は僕からみると面白いのだが、やりすぎ感があったので謝った。
『い・・・いえ。少し驚いただけです。』
『そうですか・・・。それではそろそろ向かいますか。僕は途中寄る所があるので歩きますが・・・鈴木さんはタクシーで行かれますか?』
『・・・。いえ。私も歩きます。会社からは当面ここに出張で来る事が多くなると言われていましたので、歩いていける距離なら道を覚えようかと・・・。』
『解りました。では行きましょう。』
僕らは宿泊先を後にした。