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甘いけど・・・でも苦い。  作者: Cyanatan
秋田編
10/14

気になる感じ。

様子を見ようとしたが・・・。


あまり放っておくのもなんだか可哀想になり、少しだけ買い物をするふりをした。


後で連絡しますとは言ったものの、鈴木さんはレジを終え、買った物を袋に詰めた後、その場所で待っている様だった。


時折こちらの様子を伺っている。


怯えてはいるようだけど、会社からは僕と行動を共にする様に言われているらしく、その言葉に従っている様だった。


さて・・・そろそろ戻ってみるかな。


レジを済ませた後


『お待たせしました。では、これから宿泊先へ向かいますか。』


『は・・・はい。ここから近いのでしょうか?』


『大体徒歩で30分位の所なのですが・・・』


ちら・・・。


彼女はスーツケースを持ってきていた。


僕は彼女よりも一日早く滞在していた為、手持ちの荷物が少ないが・・・このまま徒歩も気が引けたので


『この時間ですしタクシーで向かいましょう。』


僕はわざと時計をちらり。


時間は21時を回っている。


鈴木さんはうなづいて後ろからついてきた。


タクシーの中でちょっとした会話をしつつ向かうことに。


この仕事を進んで受ける女性は僕が知っている中でも数が少ない。


そしてこの仕事が飛び回る事だという事を知っていたのだろうか・・・?


聞こうと思ったが、宿泊先についてしまったので、タクシーから降りチェックインをした。


『それでは今日は此処で解散になります。』


『は・・・はい解りました。明日は何時にフロントに集合でしょうか・・・?』


『明日はここに9時集合でお願いします。』


『解りました。それではお・・・お疲れ様でした。』


そういって彼女は部屋へ行ってしまった。


初日だし、慣れる迄は時間がかかりそうだなぁ。


ふと、考えつつ僕も部屋に向かった。

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