『「君を泣かせる悪魔は僕が消す!」妻を溺愛する天才魔導師が禁呪で自宅を要塞化しましたが、敵の正体は「G」でした。〜愛が重すぎる夫、害虫駆除に本気を出しすぎて騎士団に包囲される〜』
「……ちょっと。これ、どういうことよ」
王都の一等地、貴族街のメインストリート。 その一角にある我が家の前で、私は買い物かごを下げたまま立ち尽くしていた。
かごの中には、特売で勝ち取った卵と、夕飯用の新鮮な野菜、そして夫の好物である赤ワインが入っている。 至って平和な、主婦の買い物帰りである。
しかし、目の前の光景は「平和」とは対極にあった。
我が家であるはずの屋敷が、見えない。 正確には、屋敷を覆い尽くすように展開された、ドーム状の巨大な『光の壁』のせいで、中の様子が全く伺えないのだ。
壁の表面には、幾何学的な魔法陣が複雑に回転し、バチバチと紫色の雷光が走っている。 近づくだけで肌が粟立つほどの、濃密で禍々しい魔力の奔流。
どう見ても、「国家防衛レベル」の極大結界である。 いや、十年前の『対・邪竜戦役』の時に王城に張られた結界よりも、遥かに密度が高いかもしれない。
「確保ーッ! 全隊、盾を構えろ! 魔力密度が計測不能だぞ!」 「第一魔導小隊、防御障壁を展開! 衝撃に備えよ!」
周囲には、完全武装した王立騎士団が三百名以上展開し、我が家を何重にも包囲していた。 近隣の屋根の上には宮廷魔導師団が杖を構え、緊迫した空気が漂っている。
野次馬どころか、近隣住民はすでに避難させられたらしく、あたりは物々しい静寂と、騎士たちの怒号だけが響いていた。
「ルイス……! あなた、またやったのね……!」
私はこめかみを押さえた。
この屋敷の主であり、私の夫であるルイス・ミラーは、この国始まって以来の天才魔導師と謳われる男だ。 若くして宮廷筆頭魔導師の座に就き、数々の新魔法を開発してきた彼は、間違いなく国の英雄である。
だが同時に、一度集中すると周りが見えなくなる変人であり、私(妻)のことになるとIQが著しく低下する、残念な夫でもあった。
「そこな御婦人! 危険です、下がられよ!」
私が結界に近づこうとすると、立派な鎧を纏った壮年の騎士が血相を変えて駆け寄ってきた。 王立騎士団長、ガレス卿だ。夫の同僚であり、我が家にも何度か遊びに来たことがある。
「ガレス様、お疲れ様です。妻のミリンダです」 「おお! ミリンダ殿か! 買い物に行かれている間に、大変なことになったぞ!」
ガレス様は脂汗を流しながら、目の前の光のドームを指差した。
「一時間ほど前だ。ルイス殿の屋敷から爆発的な魔力反応があり、直後にこの結界が展開された。我々も最初は敵襲かと思ったのだが……外部からの攻撃反応はない。つまり、ルイス殿自らがこの結界を張り、内部に立てこもっているのだ!」
「立てこもり……」
「うむ。しかも、ただの結界ではない。宮廷魔導師団の解析によると、あれは伝説上の禁呪『絶対遮断領域』の改良版だそうだ」
ガレス様の後ろから、青白い顔をした魔導師団長が震える声で補足する。
「物理攻撃はおろか、音、光、熱、さらには空間転移さえも弾く、神の盾です。外部からの干渉を一切受け付けず、内部の時間を凍結させることすら可能と言われている……。魔石などの触媒を使わず、個人の魔力だけであんなものを展開するなど、正気の沙汰ではありません!」
「ルイス様は……乱心されたのだ。あの中に立てこもって、国を滅ぼす禁呪の詠唱を行っているに違いない。でなければ、魔神の召喚か……!」
騎士たちがゴクリと唾を飲み込む音が聞こえる。 国への反逆か、あるいは世界への反逆か。
張り詰めた空気の中、確かに家の中からは、禍々しい魔力の波動と共に、夫の鬼気迫る詠唱が漏れ聞こえてくる。
『――感知せよ。六本の脚、黒き甲殻、二本の触角を持つ者を――』 『――闇より出でて、闇を這う者よ。我が聖域を侵す罪深き存在よ――』 『――その存在を、根源より排除せよ。原子の塵さえ残さぬよう、極大の劫火を持って浄化せよ――』
低く、重く、怨嗟の篭もった声。 騎士団員たちの顔色が恐怖に染まる。 「な、なんという殺気だ……!」 「『闇より出でて、闇を這う者』……やはり、魔界の眷属を召喚しようとしているのか!?」 「いや、逆だ! 侵入してくる『何か』を警戒しているようにも聞こえる……見えない敵と戦っているのか!?」
彼らは深刻な顔で議論している。 けれど、私はその詠唱を聞いて、三日前の出来事を思い出していた。 そして、深いため息をついた。
「……はぁ」
違う。そうじゃないのよ、皆さま。 あれは魔神でもなければ、反逆の狼煙でもない。 あれは――ただの、私怨だ。
◇
事の発端は、三日前の深夜に遡る。
その夜、私は喉の乾きを覚えて目を覚ました。 隣で眠るルイスを起こさないよう、そっとベッドを抜け出し、一階のキッチンへと向かった。
月明かりだけが頼りの薄暗い廊下。 キッチンに入り、魔法ランプを点けようと手を伸ばした、その時だった。
カサッ。
乾いた、不快な音が聞こえた。 ん? と思い、視線を床に向ける。 そこに、それはいた。
黒く、艶々とした甲殻。 無駄に長い二本の触角。 そして、見るもおぞましい六本の脚。
――ゴキブリである。
しかも、ただのゴキブリではない。親指ほどもある特大サイズだ。 そいつは、私が固まっているのを嘲笑うかのように、触角をピクリと動かし、そしてあろうことか。
ブゥゥン!!
羽を広げ、私に向かって飛んできたのだ。
「キャァァァァァァァァァ!!!」
私は喉が裂けんばかりの悲鳴を上げ、その場で意識を手放した。
次に目が覚めた時、私はリビングのソファに寝かされており、目の前には涙目で心配するルイスの顔があった。
「ミリンダ! よかった、気がついたかい!? 君の悲鳴が聞こえて飛び起きたんだ! キッチンで倒れている君を見た時、僕の心臓は止まるかと思ったよ!」
「う、うぅ……ルイス……」
私は震える手で夫の服を掴んだ。 恐怖がフラッシュバックする。あの黒い影。羽音。
「いたの……あそこに……黒い悪魔が……」 「悪魔!? 賊か!? それとも魔族か!?」 「ちがう……虫よ……黒くて、カサカサしてて……飛ぶやつ……」
私が涙ながらに訴えると、ルイスはハッとして周囲を見回し、そして床の隅でひっくり返っている黒い死骸を見つけた。 ルイスが駆けつけた際、無意識に放った衝撃波でお亡くなりになったようだ。
「なんだ……こいつのことか。ゴキブリじゃないか」
ルイスは安堵したように言った。 彼は平民出身の叩き上げで、若い頃は貧乏な下宿生活も長かったため、虫には耐性がある。 だが、私は違う。箱入り娘として育った私は、あんなもの、図鑑でしか見たことがなかったのだ。
「こいつのことか、じゃないわよ! 怖かったのよ! 死ぬかと思ったのよ! あんなのが家の中にいるなんて……もう私、怖くて眠れない!」
パニックで泣きじゃくる私を、ルイスは強く抱きしめた。
「すまない、ミリンダ。僕がついていながら、君にこんな怖い思いをさせるなんて……」
彼の腕の中で、私は泣き疲れて眠ってしまった。 薄れゆく意識の中で、ルイスが私の髪を撫でながら、低く、恐ろしい声で呟くのを聞いた。
「許さない……。僕の愛するミリンダを泣かせ、気絶までさせるとは。たかが虫ごときが……万死に値する」
普段の温厚な彼からは想像もつかない、地獄の底から響くような殺気だった。
「誓おう、ミリンダ。二度と、二度とあんな下等生物に、君の安眠を妨害させはしない。このルイス・ミラーの全知全能を懸けて、この家を『聖域』に変えてみせる……!」
――そう。 あの時、止めておけばよかったのだ。 「たかがゴキブリにそこまでしなくていいわよ」と。 まさか、自身の魔力を限界まで注ぎ込んで、自宅を要塞化するとは思わないじゃないですか。
◇
回想から戻り、私は目の前の結界を見上げた。 相変わらず、バチバチと雷鳴を轟かせている。
「ルイス! 私よ! ミリンダです! 今すぐこれを開けなさい!」
私は騎士団長の制止を振り切り、結界の前に進み出て叫んだ。 すると、家の中から夫の悲痛な叫びが、拡声魔法に乗って返ってきた。
『ミリンダ!? だ、ダメだ! まだ入ってきてはいけない! まだ「実証実験」が終わっていないんだ!』
「何の実験よ! ご近所迷惑でしょう! 騎士団まで出動してるのよ!」
『「ヤツ」だ! 三日前、君を気絶させたあの「黒い悪魔」だ! 俺は誓っただろう! 君の涙を見て! 二度と、二度とあんな下等生物の侵入を許しはしないと!!』
騎士団全員が「黒い悪魔……?」と顔を見合わせた。 魔導師団長が深刻な顔で呟く。
「黒い悪魔……やはり、伝説の魔獣『ブラック・ドラゴン』か……? あるいは深淵の『シャドウ・ストーカー』か……?」
『この結界は、半径50メートル以内に侵入しようとする「特定の生体反応」を感知し、対象の座標へ自動的に極大爆裂魔法を転送する迎撃システムだ!』
「きょ、極大爆裂魔法だと!?」
騎士団長が仰天する。それは、城壁を一撃で粉砕する戦略級魔法だ。
『風に乗ってくる卵も! 排水溝から登ってくる幼体も! 壁の隙間を潜る成体も! 全て許さない! この家を! 世界で一番清潔な聖域にするんだぁぁぁ!!』
夫の絶叫が王都の空に響き渡る。 魔導師団長が、ポカンと口を開けて杖を取り落とした。
「……え? あの、ルイス閣下? 卵とか幼体とか……黒い悪魔というのは、もしかして……」
『Gだ!! ゴキブリだ!! 名前を呼ぶのもおぞましい!!』
ズコーッ。 三百人の屈強な騎士たちが、一斉にずっこける音が王都に響き渡った。 盾を取り落とす者、膝から崩れ落ちる者、あまりの脱力感に白目を剥く者。 張り詰めていた緊張の糸が、プツンと音を立てて切れた瞬間だった。
「そ、そんなことのために……? 一魔力を限界まで練り上げて……?」 「戦略級魔法を……虫一匹に……?」 「俺たちの緊張を返せ……」
困惑する周囲をよそに、夫はまだ叫んでいる。彼の暴走は止まらない。
『ミリンダ! そこを動くなよ! 君の買い物袋の中に、もしヤツが紛れ込んでいたらどうする! 念のため、その袋ごと『対消滅』させてもいいか!?』
「ふざけないで! 今日の特売の卵が入ってるのよ! 夕飯はオムライスなの!」
『だが、万が一ということがある! 卵パックの裏側とか、野菜の葉の隙間とか、ヤツらはどこにでも潜んでいるんだ! 君の安全のためなら、夕飯の一食くらい安いものだろう!?』
「安くないわよ! 卵が高騰してるの知ってるの!? もういい、強行突破します!」
私はあきれ果てて、道端に落ちていた手頃な石を拾った。 騎士団長が「奥方様、何を!?」と叫ぶが構わない。 私は上腕二頭筋に力を込め、結界に向かって石を全力投球した。
「この、分からず屋ぁぁぁ!!」
ヒュンッ! 放たれた石は、美しい放物線を描き、最強の結界へと吸い込まれていく。 触れた瞬間、神の雷に打たれて消滅する――こともなく。 スルン、と結界を素通りした。
ガシャァァァン!!
盛大な音を立てて、我が家の二階の窓ガラスが割れた。
『ギャアアアア!』
夫の悲鳴と共に、世界を滅ぼしかねない結界が、ガラス細工のようにパリンと音を立てて霧散した。 静寂が戻る。 玄関のドアがギギーッと開き、涙目で、頭にガラスの破片を乗せたルイスが這い出してきた。
「ひ、酷いよミリンダ……せっかく完成したのに……ガラス割ることないじゃないか……」 「あら、ごめんなさい。手元が狂ったわ」 「うそだ、狙ってた目をしてた……。でも、どうして石が通ったんだ? 理論上は完璧だったのに……」
「……あなた、まさか」 私は呆れて言った。 「『ゴキブリ以外は通す』設定にしてたんでしょ?」
「当たり前じゃないか! 君や僕が通れなかったら困るだろう! 人間や空気、光、そして無機物は無害だと判断して、スルーする設定にしておいたんだよ!」
その場にいた全員が、再び深く脱力した。 クーデターの拠点だと思われた難攻不落の要塞は、ただの「超高性能ゴキブリホイホイ」だったのだ。 しかも、物理攻撃(投石)には無力という、とんだ欠陥住宅である。
◇
やれやれ、これで一件落着か。 騎士団の皆さんに謝って、お茶でも出そうかしら。 そう思った矢先だった。
パカラッ、パカラッ、パカラッ!
けたたましい蹄の音と共に、黄金の装飾が施された豪奢な馬車が、現場に猛スピードで乗り付けてきた。 王家の紋章が入ったその馬車を見て、騎士たちが慌てて整列し、敬礼する。
「こ、国王陛下のご到着だー!!」
馬車の扉が乱暴に開かれ、中から飛び出してきたのは、聖剣を帯びた国王陛下その人だった。 白髭を蓄えた威厳ある老王だが、今は血相を変えている。
「ルイスよ! 無事か! 黒い悪魔が出たと聞いたぞ! 魔王軍の残党か! 余も加勢するぞ!」
シャキーン! と聖剣を抜く陛下。やる気満々である。 どうやら「黒い悪魔」というワードが、伝言ゲームの果てに「魔王軍の襲来」として伝わってしまったらしい。
騎士団長が気まずそうに歩み寄り、陛下の耳元で何かを囁く。 「……え? ゴ……?」 「はい、あの……台所の……」
陛下は「な、なに……?」と絶句し、ゆっくりとルイスの方を向いた。 そして、聖剣を鞘に収めると、ルイスの肩をガシッと掴んだ。
「そ、その……ルイスよ。黒い悪魔とは、まさか、その……カサカサ動く……アレのことか?」 「はい、陛下。カサカサ動くアレです」 「飛ぶのか?」 「飛びます。昨夜、私の顔に向かって飛んできました。死ぬかと思いました」
ルイスが真顔で答えると、国王陛下の顔色がサーッと青ざめた。 そして、ガクガクと震え出し、ルイスの両手を強く握りしめたのだ。
「ルイス……! 余はな、ドラゴンも怖くない。隣国の皇帝も恐れぬ。だが……アレだけはダメなのだ! 生理的に無理なのだ!」
「へ、陛下……?」
「昨夜だ! 余の寝室にも出たのだ! スリッパを履こうとしたら、中に潜んでおって……! 余は半狂乱になって、王妃の背中に隠れて朝まで震えていたのだ!」
王の威厳もへったくれもないカミングアウトに、周囲の騎士たちが「聞かなかったことにしよう」と遠くを見る。
「売ってくれ! その結界を! 国庫の半分を使っても構わん! 今すぐ余の寝室に展開してくれぇぇぇ!!」
国王陛下、まさかの号泣&懇願。 その叫びは、その場にいた全ての人々の心の叫びとシンクロした。
「あ、あの! ルイス様! ウチにもお願いします! 言い値で買います!」
近所の公爵夫人が、扇を放り投げて叫んだ。
「俺の部屋にも! あいつが出ると夜も眠れないんだ!」
強面の騎士が涙目で訴える。
「宰相の私も予約したい! 重要書類を齧られた恨み、晴らさでおくべきか!」
現場は一転して、結界魔導具の即売会会場と化した。 ルイスは涙を拭い、先ほどまでの情けない顔を一変させ、キリッとした「天才魔導師」の顔で親指を立てた。
「任せてください。オプションで『蚊』と『ハエ』、さらに『ダニ』も対象に追加できますよ。半径1キロ以内を完全な聖域にします」
『『『『神か!!!』』』』
その日、ルイス・ミラー宮廷筆頭魔導師は、魔王を倒した時よりも盛大な歓声と拍手喝采を浴びたのだった。 ◇
それから数ヶ月後。
我が家は平和だ。あの黒い悪魔を見ることは二度となくなった。 ルイスは「害虫殲滅の英雄」として新たな勲章を授与され、彼の開発した小型結界魔導具『G・バスター』は国中の家庭に普及した。 おかげで王都の衛生環境は劇的に改善され、国民の睡眠不足解消にも大きく貢献している。
しかし、天才の暴走は止まらない。 今日も今日とて、ルイスは地下室で怪しげな実験に没頭している。
「ミリンダ! 見てくれ! 新種のスライムが完成したぞ!」
夕食の準備をしていると、ルイスが満面の笑みでキッチンに入ってきた。 彼の手のひらには、プルプルと震える虹色のスライムが乗っている。
「今度は何? また変な機能つけたんでしょう?」 「ふふふ。君が『お風呂掃除が面倒だわ』と言っていたからね。このスライムは、浴室のヌメリやカビを自動で捕食してくれるんだ!」
「あら、それは便利ね」
確かに、お風呂掃除は腰が痛くなる。それなら助かるかもしれない。 そう思ったのも束の間、ルイスは目を輝かせて続けた。
「それだけじゃないぞ! こいつは進化すると、排水溝の奥に入り込み、配管の詰まりを解消し、最終的には下水道まで旅をして街全体を浄化して帰ってくる『お掃除勇者』になるんだ!」
「へえ、すごいじゃない」
「ただ、副作用として……汚れを食べ過ぎると無限に巨大化して、最終的に家を飲み込むサイズになるかもしれない。計算上、一ヶ月で王都を覆い尽くすね!」
「捨ててきなさい今すぐに!!」
私がスライムを窓から放り投げると、ルイスは「あああ! 僕のジェニファー(スライムの名)がぁぁ!」と叫んで庭へ飛び出していった。 庭には、ルイスが展開した『対G結界』がある。スライムがそれに触れると、バチィッ! と可愛い音がして弾き飛ばされた。
「あ、ジェニファーはゴキブリ判定されちゃったか」
ルイスが呑気なことを言っている。 やれやれ。 天才の妻というのも、楽じゃない。
私はため息をつきつつ、オムライス用の卵を割った。 まあ、ゴキブリが出ないだけ、マシだと思おう。 平和な我が家の食卓には、今日も美味しいご飯と、少し騒がしい夫の笑顔があるのだった。
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