9話
放課後、帰ろうとカバンをせよったらラインがきたのでみてみると
瑞希さんからだった。内容はバイトに来てほしいとのこと。今日は休み
だからアニメでも観ようと思っていたが行くしかないので「Ort der Ruhe」
に向かうことにした。
「お疲れ様です、瑞希さん。」
「ごめんね、ゆう。いきなり呼び出して。」
「そう思うなら呼ばないでください。」
なんでこの人はバイトを増やさないのかな。絶対ふやしたほうがいいのに。
と思いながら僕はエプロンを着て注文をとりにいく。
「悠斗くんいつもので頼むよ。」
「わかりました。少々おまちください。」
僕は普段人前であまりしない笑顔で対応をする。最初の頃はうまく笑顔が
だせず瑞希さんに何回も注意されてしまった。
まぁ今では意識せずともだせるんだけど。
「ゆう、これあっちのテーブルに持ってって。」
「はいはい、わかりました。」
「こちらご注文の品です。」
「ありがとね~。」
それから客足が落ち着くまで忙しく働いていたらいつの間にか
18時をこえていた。
「もう18時過ぎかぁ…」
「どうする?ゆう、ご飯食べてく?」
「そうしましょうかねぇ。」
今日はここで夜ご飯をいただこうと思っていたら
「瑞希さん、まだやってますか?ってなんだ悠斗いたのか。」
「ゆうくん、今日もバイト?」
和人と雛乃がお店に来た。2人はよくお店に来てくれる。
曰く僕が笑顔で接客しているもが面白いらしい。ひどい。
「いらっしゃい、2人とも学校帰り?」
「はい!かずくんの部活がついさっき終わって
お店に寄ることにしたんです。」
「来てくれてありがとね。なに食べる?」
「俺は夕飯もあるんでサンドイッチで。」
「私はショートケーキでお願いします。」
「ちょっとまっててね。」
そう言って瑞希さんは2人の注文を作り始める。僕もお腹すいたし
なんかつくろう。冷蔵庫をみて適当にあった野菜と肉を適当に炒めて
野菜炒めを作り皿に盛り付ける。
「いただきます。」
「そういえば、悠斗。」
「なに?和人。」
「なんかコンビニで今度悠斗が好きなアニメの一番くじがあるらしいぞ。」
「知ってるよ、今回はいくら使おうかな〜」
「まえはゆうくん1万円分引いても好きな子の引けなかったよね。」
「うっやめてくれ思い出したくない…」
まえは運がなくて全然当たらなかった。だから今回はいくら使っても
あてると決めている。
そんな他愛ないはなしをして解散になった。
その夜にたまたま買った小説が凄くよくて何周も読み直していたら
いつの間にか2時を過ぎていた。




