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22話

  あれから数日後、雛乃が桜から連絡先を聞いたらしく僕達は

 週末お店で話し合うことになった。


  「すみません瑞希さん。お店を使わせてもらって。」

  「いいわよ。それよりゆうは大丈夫なの?」

  「心の準備はできてますよ?」

  「ならいいわ。」


 瑞希さんに凄く心配される。瑞希さんには事情を説明してあるので心配

 されるのも無理はない。そうこうしてるとお店の扉が開いた。


  「悠斗、連れてきたぞ。」


 和人と雛乃の後ろにはオドオドした桜が居た。


  「あの えっと…久しぶり悠斗くん…」

  「とりあえず座ったら?」

  「え!?あ うん。」


 桜はオドオドしながら僕の前の席に座る。和人と雛乃も桜の隣に座る。


  「あっそういえば悠斗、水瀬さんと菊池さんも来たいって言ってたけど

   いいか?」

  「はぁ?…別にいいけど。」


 2人に聞かれても困ることじゃないし。


  「それじゃ私が呼んでくるね。」


 そういって雛乃はすぐに2人を連れて来た。早すぎるだろ。


  「とりあえずみんなそろったんだし話し合いしようか。」

  「それじゃぁ桜に聞きたいんだけど。」

  「はっはい。」

  「あの嘘告の後いくらでも連絡できる機会があったのになんでしなかったの?」


 僕はさっそく一番聞きたかったことを桜に聞いた。


  「それはブロックされてると思って…」

  「それじゃ一回連絡してみたらよかっただろ。」

  「あ…」


 桜はまるで今気づいたみたいな顔をしている。…そういえば桜は色々とポンコツ

 だったな。


  「お前…もしかして一回連絡してみるって考えが思いつかなかったのか?」


 桜に聞くと桜は無言で顔をそらしてきた。うん、思いつかなかったんだな。


  「はぁ〜」

  「うっ…」


 わざとため息をつくと桜は申し訳無さそうな顔をして縮こまってしまう。


  「桜は僕に聞きたいことないの?」

  「ふっ僕って…」

  「あぁ?」

  「ひゃう!」


 普通今笑うかよこいつ。どつきたい…


  「ゆう、落ち着きなさい。」

  「桜ちゃん今のはない。」


 瑞希さんに促されて僕は落ち着くために深呼吸をする。…うん苛つくな。


  「ごっごめんなさい…」

  「次はないから。」

  「はい…」


 桜は凄く申し訳無さそうな顔で謝ってくる。そんな顔するなら言うなよ。


  「あの…悠斗くん。」

  「なに?」

  「悠斗くんはその…怖くなかったの?」

  「なにが?」

  「みんなからいじめられて…」


 怖くなかったの か…。

 

  「怖かったけど、それでもあの時は復讐したいって気持ちが強かったから。」

  「私には?」

  「はぁ?」

  「私にはなんで復讐しなかったの?」


 …なんでしなかったんだ僕は?わからない。


  「なんでか復讐する気にならなかったから。」

  「そっそうなんだ…」


 それから沈黙してしまう。もう終わりでいいかなこれ。そういえば…


  「桜、お前なんで僕に嘘告したんだ?他の奴でも良かっただろ?それに

   なんで嘘告することになったんだ?」

  「それは…」


  そう言って桜はあの頃の話を始めた。


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