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16話

  8月も中頃、僕はあるところに来た。


  「帰って来るのは正月ぶりかな…」


 ひとりつぶやきながら扉を開けた。


  「ただいま」


 僕は実家に帰って来た。


  僕はとりあえずリビングに行ったらソファーにころがっている人がいる。

  「ただいま〜」

  「あっおかえり兄さん。帰って来るの今日だっけ?」

  「昨日連絡しただろ…」

  「そうだっけ?」


 この子の名前は遠藤芹葉、僕の1つ下の妹だ。正月に帰ってきたときは

 抱きついてきたのに今はスマホに夢中らしい。友達とLINEでもしてるの

 かな?


  「母さんは?」

  「買い物行ってるよ〜」


 買い物に行っているらしい。僕は荷物を置くために自分の部屋にいった。

 僕はひとり暮らしするときにいろいろ捨てたので部屋にはあまり物がない。

 ないはずなんだけど・・・


  「どうなってるだ…」


 目の前の僕の部屋には大量の漫画がおいてあった。とりあえず芹葉に聞こう。


  「芹葉、僕の部屋の…」

  「あっ言うの忘れてた、兄さんの部屋は今私の漫画置き場になってるから」

  「なんかベットにも置いてあったんだが。」

  「私が寝転がって読んでるし。」

  「はぁ〜3日もあそこですごすのか…」

  「私の部屋ですごせば?私兄さんなら気にしないよ?」

  「ろんがい。」

  「えぇ~」


 普通ひとの部屋をあんなんにするか?キレそうだけどなんとか抑えて僕は

 テレビを観ることにした。


  「兄さん、怒ってる?」

  「怒ってない。」

  「ほんと?] 

  「ほんと、ほんと」


 面白いテレビやってないなぁ。チャンネルを回していると芹葉が膝に頭を

 乗せてきた。可愛いから撫でるかぁ。


  「そういえば兄さん。」

  「なに?芹葉。」

  「女友達できたんだ。」

  「…和人か?」

  「ひなちゃんだけど」


 なにかってに報告してるんだ、あいつ。


  「でもよかった。」

  「なにが?」

  「ほら兄さん中学のあれのせいで女の子苦手でしょ。」

  「否定はしない。」

  「だからひなちゃん以外で話せる女友達できてよかったねってこと。」


 芹葉はあのとき一番親身になってくれたからずっと気にしてたのかも

 しれない。

 ちょっとしんみりした雰囲気になって無言の時間が過ぎていたとき

 玄関が開いたおとがした。

 

  「おかえり、ゆう!」

  「う、うんただいま母さん。」

 

 母さんが帰ってきた。あいかわらず元気そうだ。


  「ゆう、今回はどれくらい家にいるのかしら。」

  「3日くらいかな。」

  「もうちょっといればいいのに、芹葉もそう思うよね?」

  「兄さん、3日といわず2週間くらいいれば。」


 7時頃には父さんも帰ってきて僕は久しぶりの家族の団欒を楽しんだ。

 芹葉がずっとくっついてくてちょっと鬱陶しかった。 

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