14話
水着を買いに行ってから数日後、とうとう海に行く日になった。
「Ort der Ruhe」に集まってから車で行く予定だ。
僕は集合の10分前に「Ort der Ruhe」に行った。
お店に入るとまだ誰もいなかった。
「あら、ゆう ちょっと早いけどどうしたの?」
「ほら10分前行動って言うじゃないですか。」
「ふ~ん、まぁいいわ。それにしても ゆう が和人と雛乃以外の
子とも出掛けるなんて…1年前では考えられなかったわ。」
「まぁ僕も考えられなかったので。」
「そういえば今年はいつ実家に帰るのかしら?」
「う〜ん、8月の中頃ですかね〜」
「どうする、その間バイト来るの?」
「行くますよ。帰ってもやることはアニメを観るかラノベを
読むかの二択なんで。」
「夏休みの宿題もしなさい…まぁ来てくれるだけでありがたいん
だけど。もううちに就職しない?ゆう なら大歓迎だけど」
「考えておきます。まだやりたいことが決まってないんで。」
「いつでも待ってるわよ。」
瑞希さんと他愛ないはなしをすること数分…
「おはようございま〜す。」
朝から元気な声とともにドアが開けられる。来たのは雛乃と和人の2人だ。
「おはよう和人、雛乃。」
「おはよう和人、雛乃。早いわね。」
「今日は楽しみだったので!」
雛乃は朝から元気だな。和人は眠そうなのに。
「和人、眠そうだな。」
「ああ、ゲームしてたらいつの間にか2時になってて…」
「あほだろ…もっと早く寝ろよ。」
ドアがノックされる音が聞こえると控えめにドアが開けられる。
「みなさん、おはようございます。」
「みんなおはよう。」
入って来たのは水瀬さんと菊池さんの2人。これで全員揃った。
「みんな揃ったわね、それじゃ行きましょ。」
瑞希さんがそう行って外に出る。みんなも外に出て瑞希さんの車に
乗り込む。
「それじゃぁ出発するわよ?」
そう言って車が動き出す、こうして僕達は海に出発した。
海までは2時間程かかる。それじゃぁそれまでなにをするかというと
「ダウト!」
「ざんねん、ちがいま〜す。」
「ちっ」
「え、したうち?」
みんなでダウトをしていた。雛乃がトランプを持ってきてたから。
「なんだろう…和人の顔を見るとイラついてくるな。」
「お前当てれなかっただけでイラつきすぎだろ。」
「あっ、あたしあがり。」
「「え?」」
「2人で争ってるからだよ?かずくん、ゆうくん。」
菊池さんが凄く強かった。これで4連勝している。やばすぎるだろ。
1時間くらいトランプで遊ぶとそろそろ飽きてきて次は映画を観始めた。
観てるのは最近流行っていた「空の子」という映画だ。この映画の監督は
前にも「僕の名前は」で大ヒットしていたのでちょっと楽しみにしてた。
「空の子」を観ていると
「みんなついたわよ。」
瑞希さんに声をかけられた。
「ついた?どこに?」
「海に決まっているでしょ。映画に観入りすぎよ。」
忘れてた…今日は海に向かってたんだ。
「まぶしっ」
外にでると太陽がまぶしい。僕達は海に来たんだ。




