10話
数週間後…
学校では期末のテスト期間が始まった。とは言っても普段から
真面目に勉強をしていたらへんに困ることもないのだが僕の
周りにはそれができない奴が1人いる。
「なぁ悠斗、勉強会しようぜ。」
「べつにいいけど…」
「それじゃぁ放課後に図書室で。」
「はいはい。」
そう、和人である。和人はむかしから勉強が得意ではなく僕がよ
く教えていた。ついでに言うと雛乃は学年9位とすごく賢い。僕
じゃなくて雛乃に教えてもらえばいいのに…
「あっそういえば…」
「どうかした?和人。
「今日はもう2人増えるけどいいか?」
「まぁいいけど…、誰をよぶんだ?」
「それはあとのお楽しみだ。」
そう言って和人は自分のクラスに戻っていった。やっぱ行かないで
おこうかな…
放課後、図書室に行ったらすでに和人と雛乃がいた。
「2人だけ?あと2人は?」
「掃除で遅れるって。」
「悠斗助けてくれまったくわからない。」
和人が助けをもとめてくるがスルーして前のイスに座り勉強を始める。
「悠斗、無視しないでくれよ〜」
「……」
「ゆーうーとー」
「はいはいかずくんうるさいよー」
和人が雛乃に黙らされている。テスト期間であわてるなら普段から勉強
しろよ。
それからすこしたった頃図書室の扉を誰かがあけた。
「ちょっと遅くなってごめんねひなちゃん。」
「ごめん先生につかまっちゃて。」
「そんなに気にしなくていいよ、来てくれてありがとね。」
和人が言ってた2人は水瀬さんと菊池さんだった。まえの和人がニヤニヤし
ながらこっちをみてくる。うざいな。
「雛乃って2人と知り合いだったんだ。」
「クラスがおんなじだからね。」
「仲良くなったのは最近だよね。」
「いきなり話しかけてくるから結構びっくりしたわ…」
「まぁまぁとりあえず勉強しよ?」
水瀬さんが僕の隣、菊池さんが水瀬さんの前に座った。なんで僕の隣に?
「遠藤くんは頭いいの?」
「だいたい30位ぐらいだからいいほうかな?水瀬さんは?」
「私は1位か2位がきほんかな。」
「まじか…」
まさかそんなに頭がいいとは思わなかった。ってことは菊池さんも。
「菊池さんは勉強、得意なの?」
「勉強なんてものは無駄よ」
「えぇぇ…」
「あやちゃんは勉強が苦手なの。」
水瀬さんが頭いいから菊池さんもと思ってたけど違うのか。
それから図書室が閉まるぎりぎりまで勉強をしたが、和人と菊池さん大丈夫
かな?2人とも基礎があやしかったけど。




